衣替えの季節2 〜制服と私服〜

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先の記事では「気温の変化」を元に決まった日にちに衣替えをする(時期に寄って着る着物を制限する)のは変じゃないかという事を書いたのですが、今回は「制服と私服」という観点から書いてみます。
参考に現在(2008.May.17)の
http://ja.wikipedia.org/wiki/衣替え
の途中までを引用させて頂きます。

衣替え
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
衣替え(ころもがえ。衣更え、更衣とも表記)は、季節の推移に応じて衣服を替えること。またそのために衣服の収納場所を変更することをもいう。

狭義には、学生や企業の制服の(夏服・冬服)を変更することを指す。日本では、6月と10月(沖縄県と奄美群島は5月と11月)に衣替えが行われることが多い。また、多くの場合移行期間が設けられる。あくまでも習慣なので、強制的に替えなければならない訳ではない(但し学校においては、移行期間が終了すると強制的に替えなければならない場合が多い)。

なお沖縄・奄美では気候の関係で衣替えは5月1日と11月1日に行われている(夏服を着用する期間が本土より前後に1ヶ月ずつ長く、中学・高校の場合、新入生は4月の入学式から夏服を着用させるところもある)。

ワタクシ的にこれを略すと
– 衣替えという風習がある
– 今の日本だと制服を特定の日時で切り換える事を言う
– 移行期間があるところもあるらしい
– 気候の関係で地域に寄ってずらしているところもあるらしい
って感じ。
もっと省略すると「日時を指定しての衣替えは「制服」の話であり「私服」には該当しない」と。
省略しすぎですか? (^^;;;
私服に関していないですよね?
「何月になるまでTシャツを着るな!」とか他人に言う奴。
誰か言ってみて下さい「5月にブーツ履くな!」って、今(5月)ブーツを履いてる若いお嬢さん達に。
「イタイ」顔されますから (^^;
私はこれは洋服の話だけじゃなくて、着物もそうなん(そうだった)んじゃないかと思ってます。
現在の単衣<->袷の衣替えですが、これは「正絹」の着物についての話です。
※木綿、ウールは単衣で作られる事が多く、(正絹が)袷の季節でも単衣で良いと言われている
ところが江戸時代を考えてみると「奢侈禁止令」
http://ja.wikipedia.org/wiki/奢侈禁止令
と言うのがありまして、ほとんどの人は「正絹」の着物なんて着れなかったんですよね。
じゃあ、着れたのは誰かって言えば「士」(武士)なわけ。
で、武士は今で言えばサラリーマンのようなもんなんで幕府(会社)からの命令があれば暑かろうが寒かろうが決められた服を着るのは今も昔も同じと。
って事で「農工商」の人が「私服」(?)を着るのに、そんな厳格に○月は木綿の単衣とか×月は木綿の袷とかやってなかったと思うんですよね……
#もちろん商人とかは商売中に着てる着物は「制服」とも言えるので店に寄って決まりみたいなものはあったかも
一体、何時からなんでしょう。
「衣替え」を私服にもあてはめ、さらに「風習」とか「慣習」ではなくて「決まり/ルール」みたいに言い出したのは……
これからも色々と調べていきたいと思います。
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  1. 鋭い考察!
    正にそのとうりですよね
    皆あんまりこだわらずに楽しんで欲しいです
    それが大事!

  2. きょうこ より:

    衣替えって、確か江戸時代に武士の処から出てきた決まりのはず~。
    どこかに資料があったと思うのですが、山になっている本の中から探し当てられたら出典とともに書き込みますね。

  3. >若゛旦那さん
    季節にあった着物、季節にあった柄を着るとか見てて良いな〜と思うのですが、それをあまり細かく言うと着物を着始める人にとって敷居が高くなってしまわないか心配なんですよね。
    >きょうこさん
    私が見たサイトとかでは「平安時代」の宮中からと書いてるところが多かったです。
    で、再度検索をかけたところ
    http://homepage2.nifty.com/calendar/6gatu/koromogae.html
    こんなページが見つかりました。
    この事でしょうか?>江戸時代

  4. きょうこ より:

    かずさん。
    そうです。そうです。
    どこかで、記憶違いが発生してたみたいですね~。
    私の出典は、平凡社ライブラリーから出ている 山下悦子氏の「きもの歳時記」でした。
    6月1日と10月1日の衣替えは、明治政府の軍服のしきたりからとありました。
    で、その前にかずさんが見つけてくださったように江戸時代の話があり、平安時代は、旧暦4月朔日と10月朔日が衣替え+調度入れ替えと書いてありました。

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