花の着物 〜着物の本などあれこれ

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ちょっと前に書いて忘れていた日記などを,ひとつ。
けっこうな活字中毒ではないかな,と自分のことを思ってます。
ただ,次々と新しい本を読むと言うよりは,
好きな本を,何度でも繰り返し繰り返し読みたい方。
「あ,あの本のあの下りが読みたいな…」
と思いついて,ほとんど空で暗記しているようなシーンを
やっぱり文字で,繰り返し読むのが好き。
年末,実家へ帰って,
実家においたままになっている本を,何冊かパラパラとめくってました。
繰り返し読みたい本(ベスト1はこの十数年来変わっていません。気ぃ長っっ!)は
持って出ているので,
必然的に残っているのは,あまり好きでなかった本,ということかしらん(^^;;
その中の一冊に,宮尾登美子著/花のきものという着物にまつわるエッセイ集がありました。
当時,さして着物に興味があった訳でもないのに,どうしてこの本を買ったのかしら…?

しかも,ファンの方ゴメンナサイ,
私は宮尾登美子さんの作品,ちょっと苦手なんです(^^;;
なぜだか読んでいると,すっとお腹の底が冷えるような,
感情をぱつん,と断ち切られるような感じがして…。
まあ,今回,
着物に興味を持ったことで,もう一度この本を読んでみようと言う気に。
宮尾富美子さんは着物に大変お詳しく,お洒落なことで有名ですもんね。
今回読み直してみて,
やっぱり「あわないなぁ…」と思いながらも,
着物についての描写は,非常に面白く読みました。
当時の高知と,京都や東京といった都市部では違いがある、とした上で
当時は、木綿は使用人の中でも一番下の丁稚が着るもの,
内女中くらいだと秩父銘仙を着ていた,という話。
家の中を,色とりどりの銘仙を来た女中さんが行ったり来たりする生活って,
どんなものだったのかしら?
それとも,今残っているような銘仙とはまた違うものなのかしら?
でも,同じ木綿の中でも真岡は上等の部類,その下に地縞,ハゲズ(プリントものらしい)があったという話。
ハゲズって、なんだかあまりにもムキつけな名前だなぁ…。
正月なのに,神社に紫陽花の着物で現れる,
いわくありげな女性の話。
椿模様を身につけると、早死にすると言ういわれの話。
玄人は花の模様を身につけなかったという話。
麻の着物に霧を吹いて,茣座に巻いてのしをする話。
満州から文字通り裸同然で帰って来た時に,
姑が,見よう見まねで地機で織ってくれた着物,などなど…。
それにしても、つくづく思うのは,
昔の人は,なんと
丁寧に暮らしていたのだろう,ということ。
便利なことに感謝

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