いよいよ、挿し友禅の工程へ 〜京都・友禅教室

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長いこと書いてなかった、高橋徳さんの友禅教室。
今までの友禅教室の日記はこちら>
いよいよ、工程は「挿し友禅」「色挿し」と呼ばれる、
彩色の作業へと入ります。
「友禅」というと、この工程を想像される方も多いのでは?
今まで糸目と呼ばれる、柄の輪郭線を糊で描いた、
その輪郭線の内側を染料で塗っていく訳です。
塗り絵みたいで、一番楽しそう!な工程でもあります。
ワクワク♪
地染めという、地の色を染める工程が終わり、
蒸しという、地色を定着させる工程が終わり、
水元という、余分な染料を洗い流し、伏せ糊も洗い流した状態で、
伸子でピンと張られた生地が、私の元へ。
さ、ヌリヌリだ!!!
とはいっても、いきなり本番ではないので
まずは試験布で、練習をたっぷりしてから本番に臨みます。
自信がないときは、
その都度試験布に戻って、練習⇄本番を繰り返し。
どうしても、塗り絵の様にまわりをキレイにかたどってから、
中を塗りつぶしたくなってしまうのだけれど、
それは厳禁!
なぜなら、早く塗ったところほど早く乾くので、
均一に塗り、均一に乾かしていかないと、
ムラになってしまう…(><) 小さな面はいいのだけれど、 大きな面は、端からススススッと、一気に滑らかに 塗っていかなければなりません。 コレがなかなか難しい! そして、2〜3度塗り重ねていくのですが、 回数によっても色の濃さは違ってくるしね。 あああ、なかなか思う様にならない!


先生が丁寧に、コツを教えてくださいます。
でも、先生がされると簡単そうに見えるけど、
自分でやってみると思う様にならないのよ!!



これは、桔梗の花を「白〜紫」のグラデーションに暈す作業。
試験布で練習・練習!
まず、全体に白の胡粉を塗ってから
(地色の白と、桔梗のブルーの糸目糊の中の白が違う色なのがわかります?)
はばのひろい刷毛の、一部にだけ染料を染み込ませて
巧みに刷毛の方向を操りながら、暈していきます。
これ、難しいけど面白い!

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左手の、小さな器に入っているのが、染料。
事前に調合されていて、見本のある柄は見本通りに、
オリジナルの柄は、事前に先生に相談して、色を用意していただきます。
一色につき、筆一本。
他の色と混ぜてはダメ!
でも、コレだけ色がたくさんあると、
ついつい間違えそうになるのよ〜(><) 写真撮影は、かーくん先生。 かーくん先生のブログはこちら>



これは、桔梗の「紫〜濃い紫」へのグラデーション。
だんだん慣れてきたわ!面白い!!



秋草の柄、ほぼ完成!
これは課題の決まった柄なのですが、
うさぎさんを付け足させていただいちゃいました!

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