天下茶屋のれん散歩 〜和ぎれの店・津川とこの日の着物

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投稿日:


さて、お参りもすませ、
駅まで戻る…神社のすぐ手前に。



なんだかすごく気になる、店構え。
最初前を通った時は、お蕎麦屋さんかと思った。
深いネイビーブルーの引き戸に、
細縞ののれん。
「和ぎれ 津川」とある。



洗い晒したい〜い感じの木綿に、
みっちりと刺繍で、お店の名前が描かれてる、
素敵なのれん。



こんな感じです。



ちょっと覗いてみよう…と思ったものの、
店内には人気がなく、
戸も開かない。
あらー、閉まってるわ…
と、帰ろうとすると、
戸の内側から、モーレツに吠えられた。
黒豆芝ちゃん。
これが、まー、モーレツな吠えっぷりで(^^;;
いやー、そんなに怪しかったですかー。
その声に気づいて、
お店のおねえさんが出てきてくださった(^^;;;;;
おねえさんと、お母さんの2人でされているそう。
中は、うっとりするような古い木綿の布がてんこもり!
それらをリメイクして、洋服や小物に作り替えてらっしゃるそう。
お店のサイトはこちら>和ぎれ 津川
私は、可能であれば、着物は着物のまま着たい方ですが、
もう着物としては着ることができない布たちを生き返らせるのも
ステキだなぁと思ったわ。
一部、着物や反物などもあるとのこと。
ちょうどオットの着物が見たかったんだけど、
残念ながら、サイズが無理みたい。
余談やけど、
オット、反物見るにも一苦労なのだ…。
着物業界、若いヒトにも着物着て欲しいということなら、
サイズの問題をなんとかして欲しいものです。
オットなんて、けっしてメチャクチャ背が高い訳じゃないし
手がずば抜けて長い訳でもない。
でも、キングサイズでも裄がギリギリ。
「継ぐこともできます」っていうけど、
やっぱり割高やん?
その分だけ売ってくれはる訳やないし…
そんなことしてたら大変やもんね。
しょうがないんやけど、さ。
背の高い友人は、成人式の振袖あきらめたそうな。
「お嬢ちゃんみたいに大きかったら、ムリやわ」
の一言。
そら、振袖の袖は継がれへんわね。
でもね、反物の幅広げようと思ったら
織り機から何から、
莫大な設備投資がいるんやろうし。
昔からの織り機を使って、
丁寧にものを作っている工房や織り手さんたちに
そんなことを望むのは無理なのかしら…。
悩ましいところです…。
お礼を言って、駅へ。
…ところが♪

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あとから♪
おねえさんが♪
ついてくる♪
とことことことこと〜、という訳ではないのだけれど(^^)
駅で電車を待っていると、
おねえさんが、コートも着ずに一生懸命走ってきてくれた。
お母さんに聞いたら、
大きい人にいい反物や着物がいくつかあるので、
良かったら見ませんか?
とのこと。
申し訳ない〜〜〜〜〜!!
ありがとうございます、おねえさん!
またお店に戻る。
まずものすごくステキな大島の一揃えや、
墨色のひげ紬の羽織を羽織らせていただく。オットが。
うーん、ステキ!
でもやっぱりサイズが足りない。
出せるかな?と縫い込みを探ってみるけれど、
やっぱり厳しそう。
お母さんも
「大きい方って聞いたけど、ホントに大きいわね〜」
とびっくり。
ごめんなさい、お母さん。
オット、デカイんです。
そして、とっときの反物を見せてくださった。
キングサイズの、何ともいえない緑味を含んだ藍色の結城紬。
サイドに、シャーッシャーッと、長く糸の出た
手織りの結城紬。
本当にため息の出るような、ステキな風合いの反物でした。
元々、ご家族のためにと求められたものだったそう。
この男物の反物にまつわるお母さんのお話は、
あまりにもプライベートな話すぎるのでここでは書きませんが…。
いろいろと考えさせられるものがありました。
深いわ、お母さん。
え?
で、その反物はどうしたかって?
あまりにもステキな値段過ぎて、
私たちの手の出るものではございませんでした…(-” -)
市場価格から考えると、
ホントにあり得ないほどお安かったと思います。
もっと甲斐性できたら…
また会いにいきたいわ、あの結城クンに。



おまけ。
大阪市内は、やっぱり大阪城と桜。



ものすごく気になった、水道用のマンホール。
もひとつおまけ。
この日の着物は、



鮫小紋地に椿の柄の綸子小紋に染めの帯。
2月のことだったので、ガラスの紅梅の帯留。



お太鼓はこんな柄。

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コメント コメントを追加

  1. ぽん より:

    月に一度は天下茶屋へ打ち合わせに行くんで、この界隈は歩いてるつもりなんですけどねぇ。知りませんでした。晴明さんも。
    ま、私は西天下茶屋のディープゾーンがお気に入りやし、無理もないか(笑)
    ところで、なぜかトラバが出来ません・・・ドロップキックにお願いしようと思うたんですが。

  2. より:

    >ぽんさん
    東天下茶屋なので、またちょっと雰囲気違うかも〜?
    西天下茶屋の方って全然詳しくないから、またディープゾーン教えて欲しいです♪
    トラバ、普通は私の方にメールが来るんですが、
    来てないんですよね。
    一度私の方でも見てみます。

  3. nao より:

    >>着物業界、若いヒトにも着物着て欲しいということなら、
    >>サイズの問題をなんとかして欲しいものです。
    同感同感。うちの夫君も浴衣見つけるにも
    一苦労でした。選択肢少なすぎるし。。

  4. より:

    >naoさん
    naoさんのところのご主人も、写真で拝見したら背が高そう!
    反物の工房や工場に行ったら、
    ホントに昔からの織り機を大事に大事に生産されてらっしゃるところが多くて、
    カンタンにサイズが大きくできるものではないことも、
    重々感じてしまうのですよね…
    機械自体、もう生産されていなかったり。
    うーん、鶏が先か玉子が先か。
    消費者の身でも悩んでしまうのですから、
    生産者さんたちはもっと悩んでいらっしゃるはず…

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