阿波しじら織の長尾織布さんへ・機織までの遠い道のり

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阿波しじら織の長尾織布さんの工場見学、続き。
しじら織の工程とは逆行しますが、まず最初に機織(はたおり)の工程を見学した後、
隣の部屋の、綛上げ(かせあげ)の工程を見学。
こちらも、順序通りには見学していないので、記述に間違いがあったらごめんなさい!

管(くだ)に巻いた状態の糸を、

綛(かせ)あげ枠を使って、綛(かせ)という、
約130センチの糸の輪に巻き取っていきます。

くるくるくるくる…
すごいスピードで巻き取られていきます。
これを昔は手でやってたんだから、大変だったでしょうね…。
もちろん、今でも手作業でされているところも。

使い終わった後の管。
いろんなメーカーの名前が。
あっちへ行ったりこっちへ行ったり、いろんなメーカーの間で使われているんだろうな。
中にはけっこう年代物も?いい色出てました!
さて、綛(かせ)は、隣の建物へと運ばれ、
モノによっては天然藍で、もしくは化学染料で染められます。

こちらは、化学染料で染める用の大きなタンク。
染められた糸は、

天日干し。
乾いたら、

色別に保管されます。
そして

糸繰(いとくり)へ。
綛(かせ)の状態から、また糸枠に巻き取ります。
もう、あっちへ巻き取りこっちへ巻き取り、何度も何度も大変!

さて、その後はまた別の部屋にて、整経(せいけい)という工程。
経糸(たていと)を整えるという意味です。
たくさんの糸がセットされ、設計に基づいた糸を必要な分だけ大きなローラーに巻いていきます。

何十・何百という糸巻きから大きなロールへ、蜘蛛の巣のように糸が張られて。
ここで糸の間違いがあったり、きちんと必要な張力で巻けてなかったりしたらもう大変!
とっても大事な工程です。
ここまでの工程を経て、ようやく先ほどの「機織(はたおり)」へと進めるのです。
さて、次回はいよいよ藍染体験へ…。

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