さて、引き続きハラールな仔ヤギ丸焼きの会のおハナシ。
qeema karalla pull rost
チキンキーマ入り ゴーヤのマサラロースト(揚げかな?)
これが、この地味な外見に反してビックリするほど旨かった!
前回アップした、あのゴーヤです。
ほろ苦さと、キーマの旨味とスパイシーさと…これがなんだか和食にも合いそうなの。
fish fly
使用した魚は、バングラディッシュ産の魚で「ルイ」(ルにちょっと濁音が入るような発音)というらしい。
現地ではよく食べられる魚で、白身の川魚。
これがえげつない鋭い返しのついた骨で、こんなんのどに詰まらせたらエラいことになるわ!
ちょっと独特の川魚の風味があるので、これはカレーよりフライに、とのこと。
mutton biryani
マトンビリヤニ
羊の入った炊き込みご飯。
これはスパイシーな上にけっこうハードに辛い!
でもこれにあわせて
raita
ヨーグルトの爽やかなライタをあわせ、さらに
beef hareem
マイルドなビーフ・ハリムをあわせるとサイコー!!
このハリムはパキスタンの伝統料理で、濃厚な旨味とぽってり食感がすごい!
どのくらいぽってりかというと、
これくらい粘る!!
この粘りはチャナダル(ひよこ豆)とビーフを、形がなくなるまでトロトロに煮込んで煮込んで煮込みまくったためのもの。
今回も5時間煮込んだんだとか。
しかし、ビリヤニ旨いです。
beef nihari
こちらもパキスタンの伝統料理。
Abbasiさんによると、「インドでタージマハルが作られた頃からの伝統ある料理」なんだそう。
表面には脂が浮いているけれど、こちらは先ほどのハリムと比べるとさらさら、でもじっくりと濃厚な旨味。
タマネギを一切使っていないのが特徴。
こちらも5時間はじっくり煮込む大変手間のかかる料理。
Abbasiさんによると、パキスタンの飲食店では、大きなところは別にして小さな店ではニハリだけ、とかハリムだけ、とか専門化しているらしい。
料理人さんも、例えばニハリを作る料理人はニハリだけ、タンドリーはタンドリー専門の料理人、というかたちらしい。
biran masala
ええと…脳みそカレーです。
これサイコー!
もちろんスパイシーでホットなのですが、甘旨い。
ほろほろねっとりと柔らかい。
このニハリと脳みそを、
roti にあわせると、これがもうぴったり!
ロティ 全粒粉の無発酵パンの一種。
現地ではナン(発酵させる)より一般的かな。
これが旨いのです!
自然な甘みと香ばしさ。
おかわりする人も続出。
sweet kheel
デザートのキール。
お米といろんなナッツを使ったぽってりと甘みのあるデザート。
お米はバスマティライスなので香り高い。
このあとAbbasiさんに、ハラールについてのレクチャーをしていただきました。
宗教に関してシロウトが、一度聞いただけで知ったかぶりで書いてしまうのはあまりに難しいので、ここではアップしませんが…。
実際に家畜を屠殺するときのルールやその宗教的な意味、
死生観など、
こうして身近に住んでいながら、全く知らない世界のお話でした。
大変興味深かった!
素晴らしいお料理を用意してくださったAbbasiさん、ハラールレストランのみなさん、
お集まりくださったみなさん、どうもありがとうございました!
最後に、みんなにお裾分けいただいたパキスタンのマンゴー。
「インダスの香り」という銘柄なのだそうです。
これがまた、ねっとりと旨い!
ごちそうさまでした!
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大阪ハラールレストラン
06-6475-9786
大阪市西淀川区大和田4-13-2
11:00~15:00 17:00~22:00
※ラマダン期間中は営業時間が変更になることがあります。
定休日:月曜
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