苔香居(たいこうきょ)、秋のきもの虫干しの会へ

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京都は上桂の西の山手に、
山口家とおっしゃる、400年あまりも続く旧家がありましてね。
それはそれは、代々伝えられる素晴らしい衣装がたくさんあるのだそうです。
その素晴らしい品々を年に二度、「虫干し」として、
その広い広いお屋敷にて、お披露目して下さるのだとか。
…なんてステキなお話を、キモノトモダチのHさんからお声かけていただいて、
大喜びで馳せ参じてきました。
苔香居(たいこうきょ)のサイトはこちら>
(虫干しの会は年に二度、要予約・入場料が必要です)
12月の初旬、阪急上桂の駅で待ち合わせて出かけたのですが、
残念ながらこの日は、小雨ぱらつく凍るような…。
それでも雨の合間には、嵐山にかかる見事な虹も見え、名残の紅葉も楽しめて、
盛りだくさんな一日となりました。

手前の浄住寺の門の前も、鮮やかな紅葉。

アスファルトの道も、錦繍の絨毯。
…でも、濡れた路面に落ち葉は、下駄には危険。
ずるり!と滑ります。風情なしでゴメン。
錦繍、と言うと思い出すのは宮本輝。
「蔵王のダリア園から、ドッコ沼へ登るゴンドラ・リフトの中で、
 まさかあなたと再会するなんて、本当に想像すら出来ないことでした…」
という出だしがなぜか頭に残って忘れられないのですが、
この小説を人に勧められて読んだのは、22〜3のころだったか…
当時、なーんもよさが分からずに、何だかイライラした記憶が。
今また読むと、ああ、と思うのですがね…。
ハナシを戻して。

着いた!
大きな大きな長屋門。
門と言うより、大きなお家。
これで家3軒分くらいあるんとちゃう!?
屋根は草葺(琵琶湖の葦を用いているのだとか)。
古くは下男部屋だったのだそうで、今は古い道具などが陳列されています。

中へ入ると、広いお庭の向こうに母屋が。
あとで出てきますが、とにかく敷地が広い!
母屋の裏手には、ほとんど森!な雑木林があり、
その中にお茶室も待ち合いもある。
これでも、だいぶ土地を手放されたとのことで、
そのさらに裏手にある新しい住宅街も元は敷地だったのだとか。
はぁぁぁぁぁーーーーーーー!
桁が違う!(俗物!)
母屋に入った所でご挨拶をし記帳をしたところ、
「ちょうどお席が空いたので、先にお蕎麦をどうぞ。」と、
母屋の、ギャラリースペースになっているところへ。
この日は当代のご主人が、そばを打って振る舞って下さるのだそう!

まず最初に、おくどさんで炊いたご飯のおこげと、お漬け物が。
おこげが香ばしい!
そして、この柴漬けが、もう美味しいのなんのって!
やはり古い建物、下からしんしんとあがってくる寒さが違う。
温かいほうじ茶が沁みるように幸せでした。

そして、温かい、柚子の香り高いおそばと、さらにお漬け物、
そしておくどさんで炊いたご飯。
ご飯、そこはかとなく炭の風味が感じられて、美味しかったわ。
さて、お腹の中からあったまったところで、
いざ、虫干し見学へ!

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