神戸ファッション美術館では、涼をよぶロマンキモノ展―夏の愉しみ―を開催中。
先日イベントがあってお邪魔してきたのですが、
まあ,大正・昭和初期の夏の和装が盛りだくさん!
とても興味深かったのが、着物だけ、帯だけを展示するのではなく、
当時大流行した高畠華宵、竹久夢二や蕗谷虹児など人気画家たちの作品をモチーフに、
マネキンに着物や帯をコーデし、髪型まで再現しているところ。
もう垂涎もののアンティークコーデ目白押し!
上記の画像・ポストカードの後ろ姿も、そのマネキンさんたちなのです。
ムードあるでしょう?
マネキン美女さんたちの姿は、神戸ファッション美術館ブログで見ることが出来ます。
お顔も可愛いのだ♪
耳出し・耳隠し、なんて髪型もかわいい!
当時流行したっていう「パーマネント」、今から考えたらおそろしいほど髪が傷んだでしょうね…それでも女子はオシャレがしたいのだわ(^^)
お邪魔した日はイベントで、ヘアスタイルをセットした先生、神戸ファッション美術館の学芸員さんたちとご一緒させていただいたのですが、いろいろ貴重なお話をお聞きすることが出来て大満足でした。
人口染料が入ってきた頃のキモノは色がまた鮮やかで独特で、本当に面白い!
日本の伝統的な柄とアールデコっぽいデザインが組み合わせられてたり、
柄の描き方が西洋画っぽかったり、そういうのも当時新しかったんだろうな…。
でも、自分で「これ着たいわ〜!」っていうのは、濃い江戸紫の、大きな捻り梅が絞りで描かれている伝統的な柄の炉のキモノだったりして。冒険の出来ない性格なのね…(^^;;
あ、男物の襦袢も粋で、ステキやったわ!
ちょこっと小咄。
夏物というとやっぱり汗をかいたり汚れやすいもの。アンティークでも状態のいい帯など少ないですよね。
でも、展示されている着物や帯は、もちろん経年変化や汚れも見受けられるけど、とても状態がいいものが多い!
やはり一度洗い張りをするなど完全にお手入れされるのでしょうか?
とお尋ねすると。
もちろん手入れはするけれど、洗い張りなどは出来ない状態のものが多いとのこと。
そしてクスッといたずらっぽく笑われて、
女性のお化粧もそうでしょう?照明でけっこう誤摩化されているのですよ、と。
ライティング効果恐るべし!
そしてとてもではないけれど劣化してしまうので、普通の蛍光灯やお日様の下へは出せないのだそうな。
そうよね。そりゃそうだわ。
ということは…
美術館のアンダーな落ち着いた照明の下では、私のあちこち不具合な部分wwwも上手い具合に誤摩化されているのかしら!?
もう一生美術館に住んでいたい…かも。
さて、イベントの内容は次に。
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涼をよぶロマンキモノ展―夏の愉しみ―
神戸ファッション美術館
2013年7月18日(木)~9月24日(火)
10:00 〜18:00(入館は17:30まで)
休館日:水曜日(祝日の場合は開館、翌日休館)
一般:500円(400円)
小・中学・高校生・65歳以上:250円(200円)
※着物・和装で入館の方は無料
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