さて、話は少し戻って染織こだまさんの木綿展へ行った帰り。
今まで行ったことのない街とくれば、できればそこで一杯やっときたいものです。(ダメな酒呑み)
そこで、お昼過ぎからやっているこちらのお店へ。
きりりと濃い紫の暖簾。
おでんでなく、関東煮。
ところがこのお店、ごくごく普通の街のおでんやさんなのですが、店の前にずらずらっと10数人の行列ができてましてね。
こんな時間にどうしたんだ!?まさか行列?と尋ねてみると、そのまさかで。
その方々はどうやら山帰りのおじさまおばさまの団体さまだったよう。
その方達がまとめて入店したので「ああ、団体様だったから待ってたのかな?」くらいに思っていたんです。
でもそれだけではなかったみたい。
列の先頭には、よくファミレスなんかにある「お名前と人数を書いてお待ちください」のウエイティングボード。
どうやら、ウチは全然知らなかっただけでこのお店、行列のできる超人気店だったんです!
ウチはその後タイミングよくさっと入れたのですが、ウチのあとにも平日の昼間だというのに常に数人の待ちができてました。
ホント、人気なのねー。
お店へ入ると、ぐるりとカウンター、そのあちこちにもうもう湯気を立てるおでんの鍋たち。
ああ、いい匂い〜〜〜〜!!
外はまだ明るいというのに、そしていつもなら仕事中だというのに、ビールでカンパイ☆
ああ、こうの背徳感(ちっぽけなニンゲンです)がタマラン!
周りのみなさまも酔い感じに呑んでらっしゃる。
それだけでなく、本を読みながら一人ちびちびとおでんを楽しむヒトあり、おでんをおかずに白ご飯を頼むヒトあり、ひょいと引き戸から覗いてお持ち帰りを注文するヒトあり…とてもいい感じ。
まずはおでんの定番をあれこれ、そしてポテサラ!
初めてのお店では絶対といっていいほど頼んでしまうわ。
ミノ湯引きはポン酢でさっぱりと。
さて、この茶色の物体ご存知でしょうか?
「梅焼き」というのだそうです。
私初めて知りました!!!大阪(といってもいろいろ地域がありますが)の定番なんだそうな。
別虎さんの説明によると、「梅焼きは魚のすり身を卵でとき、それを梅の型に入れて柔らかくふわふわに焼きあげているもの」とのこと。
ふわふわでぽわぽわでほんのり甘ーい。これクセになる!
神戸でも売っているのかな?これからウチのおでんに入れたいわ。
春菊、これも絶品でした!
ベーコンで巻いてあるのですが、人気のネタみたい。
下ごしらえした春菊が、カウンターの中に山のように積まれていたから!
〆に肉吸い(肉うどんからうどんを抜いたヤツ)に玉子をプラスで。
ああ、じんわり染み渡るこのお出汁。
見てたら、おでんのネタ自体はけっこう冷凍物をボンボンぶち込んでいたりもするのですが、人気の理由はやっぱりこのお出汁が旨いんかしら。
ああ、大満足!
お向かいの団体様がさっと出て行かれたので、空いてるうちに一枚写真を撮らせていただきました。
写真の加減でカウンターが湾曲して見えますが、変形5角形?な感じのカウンターです。
これがまたとてもいい感じでした。
近所にあったら、足繁く通ってしまいそう。
この日はこだまさんにお会いするので、こだまさんで仕立てていただいた米沢木綿「KIPPE(着っぺ・米沢亜弁で「着よう!」の意)」で。
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きくや
大阪市東成区東小橋1-1-17 西本ビル 1F
06-6976-9629
11:30~22:00
定休日:土曜・日曜・祝日
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きくや (おでん / 玉造駅(JR)、玉造駅(大阪市営)、森ノ宮駅)
昼総合点★★★★☆ 4.0
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