以前、呑みトモダチとみんなで着物ランチ会〜ハシゴ酒をした日のこと。
その日のお話はこちら>そろそろ薄物、着物でランチ会 〜花隈 佐々木
ほろ酔い加減で、ちょうと元町の着物リサイクルのお店・最旦館ケイコさんの近くを通ったのでみんなで覗いてみたのでした。
私は「ちょっと可愛いめの気軽な夏帯が欲しいな〜」なんて思っていたのですが、ちょうどドンピシャ!の帯を、しかも超特価で発見。
あまりにお安いのでお店の方に尋ねたら、「残念ながら破れているところがあるんですよ〜。」と。
広げて見ると、ちょうど二巻き目の下側、輪になっているところが20センチくらいに渡ってボロボロ。
一体何をやったらこんなになるんでしょ!?
他の部分に汚れはないし、むしろ使用感もほとんどないんですよねぇ。
ここだけが見事にボロボロ。
気に入って使って使って使い倒して破れてしまったというよりは、何かに引っ掛けた?何かで思いっきり擦った!?てな感じ。
シラフのときだったら、「あー、直すのも手間だしやめとこ。」となるのかもしれませんが、げに恐ろしきは酔っぱらいの大きな気分。
「あー、こんな位だったら作り帯にしちゃおう!」と勢いよく買ってしまったのでした。
まあ、超特価も超特価、プチプラだったしね。
というわけで、後日改造に取りかかりました。
久しぶりの作り帯制作。
これで三本めかな?
以前はこんな感じ>針も糸も使わず、作り帯を作ってみた。
あ、一本めの和裁教室で習った作り帯の日記が見つからない…。
それはさておき。
まず、サイズを測って、手の部分(松葉仕立てだった)、胴に巻く部分、お太鼓の3つに分割。
破れた部分を裏側から、100均ダイソーの補修布(厚手)でがっちり補修。
表からはこれ以上ほつれないために、布用の液状のボンドで補修。この部分は一巻きめの見えない位置に隠れるようにしますからね。かなりガッツリ補修&補強。
ただ、残念なことに、全通柄(羅でもこう呼ぶのかな?)ではなく、もともとの一巻きめの部分と二巻きめの部分は折柄が若干違う。
二巻きめの元々表に出る部分の方がやはり若干凝った織り柄なのですね。
一巻きめ部分はただのストライプだもん。
ま、たいした違いでナシ、(ザツイ>自分)気にしないっと。
端に腰紐を縫い付けて、と。
腰紐はかなり短め、あまりグルグル巻き付けたくないので。これでもしっかりとまると思うんだけど、市販の作り帯って紐長くないですか?
私使い方間違ってるのかな…。
胴に巻く部分は通常半分折にするのでしょうが、私は身長が高めなのでできるものは幅だしして折っています。
今回、痛んでいる部分をこれ以上痛めないためもあって、かなり幅だしします。
裏から見るとこのくらいの差。
端っこは、斜めに折ってかがって。
紐を縫い付けるところは、中に余った補修テープでがっちり補強、半返し縫いで二列に塗って。
さて、お太鼓の部分。
背中側の部分は、端の処理を三つ折りにして…縫うのが面倒くさくなって、これもダイソーの裾揚げテープで接着してしまいました。
手の部分は、端を内側に織り込んで、背の部分に縫い付け。
タレの部分は元々のタレをそのまんま。
折り畳むとこんな感じ。
お太鼓の形は縫い付けて固定せずにおきました。角出しふうにすることもあるので。
そのために、ちょっと手は長めかな。
さて、そのうち使ってみようっと。
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