江戸の長屋に侵入。  〜深川江戸資料館・お化けの棲家

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【終了】深川怪談2015 ~深川お化け縁日&お化けの棲家~

船宿から、長屋が連なる通りの方へ。

こちらは、最初の方に登場した春米屋さんの土蔵。

どっさりと米俵が積まれています。
ここには妖怪いないわね。
!!!そういえば、入った時!上の階から見下ろしたあの時!!
何かいたよね!?

こいつ。

いた。
ええと…半魚人!?
いいえ、公式サイトではしょうけら
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5.しょうけら
鳥山石燕『図画百鬼夜行』に、天井の明かり取り窓を覗く妖怪として描かれているもの。石燕による解説はないが、ショウケラは庚申(こうしん)信仰に関係したものといわれる。庚申信仰は道教の三尸(さんし)説がもとにあるといわれ、60日ごとに巡ってくる庚申の夜に、寝ている人間の身体から三尸虫(頭と胸、臍の下にいるとされる)が抜け出し、天に昇って天帝にその人の罪科を告げる。この報告により天帝は人の命を奪うと信じられ、対策として、庚申の日は眠らずに夜を明かし、三尸虫を体外に出さないようにした。また、これによる害を防ぐために「ショウケラはわたとてまたか我や土へねぬぞねたかぞねたかじねぬば」との呪文もつたわっている。石燕の描いたショウケラは、この庚申の日に現れる鬼、ということがいえるようである。(『衛鳥山石燕 図画百鬼夜行』高田衛監修・稲田篤信・田中直日編)
深川怪談2015 「お化けの棲家」クイズの正解発表より
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なんだか、他の妖怪に比べて造形が生々しいというか、リアルというか、怪人っぽいというか、仮面ライダーに出てきそうというか。
違和感がありますわ。
説明を読んでも、あまり悪くなさそうだけれど、でも確実に覗かれたらビックリして心臓に悪そうな。
ちなみに、すぐ横にいる猫は妖怪ではなかったみたいです。
猫、妖怪は大丈夫なんかい!?
ちなみにしょうけらが覗いていたのは、

於し津(おしづ)さんち。
障子に描かれた文様は、杵が八つ。きねがやっつきねがやっつきねがやきねや…バンザーイ!バンザーイ!!バンザーイ!!!
と言う訳で、杵屋=長唄三味線方の家名、長唄三味線方を指す=於し津さんのお仕事は三味線のお師匠さん。
これも江戸の判じ物かしら?
ちなみに、於し津さんは読み書き、手習い、裁縫なども教えていたそうな。
職業婦人ね。

部屋には三味線がかけられ、鏡台があったり女ものの着物がかけられていたり、書見に本が開かれていたりと、於し津さんの生活を思わせるものがたくさん。
その長屋を、反対側へヒョイッと入ると、路地裏には井戸が。

ああ、いるよ…!
白髪の骸骨さん。
公式サイトでは狂骨(きょうこつ)

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8.狂骨(きょうこつ)
鳥山石燕の『今昔百鬼拾遺』に井戸から立ち上がる骸骨姿で描かれているもので、【狂骨は井戸の中の骨なり。世の諺(ことわざ)に甚だし事をきやうこつといふも、このうらみのはなはだしきよりいふならん】と解説されている。肉の落ち尽くした白骨をきょう骨といい、神奈川県津久井郡では、すっとんきょうなけたたましいことをキョーコツナイと言う。狂骨という妖怪の伝承は無い事から、石燕が言葉遊びから創作したものと思われる。(『鳥山石燕 図画百鬼夜行』高田衛監修・稲田篤信・田中直日編)
深川怪談2015 「お化けの棲家」クイズの正解発表より
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飲み水にこんなんいたらかなんわぁ…。
ちなみに、江戸って上下水道は大変発達していたのだそうな。
この井戸の近くにも、汲み取り式の長屋共同の便所があり…そうそう、トイレの花子さんなんているのかしらと覗いたら…

いたよ…。
それこそ暗すぎて、写真に撮れない。
ぼっとん式のその下から、何か手が出てるよ。いやーーーーーーーーー!!
公式サイトではかいなで
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7.かいなで
京都府でいう妖怪。カイナゼともいう。節分の夜に便所へ行くとカイナデに撫でられるといい、これを避けるには「赤い紙やろうか、白い紙やろうか」という呪文を唱えればよいという。昭和17年(1942年)頃の大阪市立木川小学校では、女子便所に入ると、どこからともなく「赤い紙やろか、白い紙やろか」と声が聞こえてくる。返事をしなければ何事も無いが、返事をすると、尻を舐められたり撫でられたりするという怪談があったという。いわゆる学校の怪談という物だが、類話は各地に見られる。カイナデのような家庭内でいわれた怪異が、学校という公共の場に持ち込まれたものと思われる。普通は夜の学校で便所を使うことは無いだろうから、節分のよるという条件が焼失してしまったのだろう。しかし、この節分の夜ということは、実に重要なキーワードなのである。節分の夜とは、古くは年越しの意味があり、年越しに便所神を祭るという風習は各地に見ることができる。その起源は中国に求められるようで、中国には、紫姑神(しこじん)という便所神の由来を説く次のような伝説がある。寿陽県の李景という県知事が、何媚(かび)(何麗卿(かれいきょう)とも)という女性を迎えたが、本妻がそれを妬み、旧暦正月15日に便所で何媚を殺害した。やがて便所で怪異が起こるようになり、それをきっかけに本妻の犯行が明るみに出た。後に何媚を哀れんだ人々は、正月に何媚を便所の神として祭祀するようになったという(この紫姑神は、日本の便所神だけではなく、花子さんや紫婆(むらさきばばあ)などの学校の怪談に登場する妖怪にも影響を与えている。)
(『総合日本民族語彙』民俗学研究所編、『日本民族辞典』大塚民族学会編、『現代民話考七 学校』松谷みよ子、『民間伝承』通巻173号「厠神とタカガミと」川端豊彦)
長い説明なので、続きはぜひ公式サイトで詳しく!
深川怪談2015 「お化けの棲家」クイズの正解発表より
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今のコは、ぼっとん便所なんて知らんやろうな…。
その昔々、私が通っていた小学校は田舎の築百年を迎えた古い古い学校でした。
新校舎と体育館は新しかったのですが、旧講堂という木造の古い厳めしい建物があり、そこのトイレだけがこのぼっとん式で。
もちろん怪談ありましたよ〜!
怖くて近寄れなかった…。
ちなみに旧講堂のピアノにも怪談がありましたわ。
いい加減長いな。でも続く。

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