ハナシはあっちこっち飛びますが、以前東京へ行ったときのお話などもちょこちょこと。
ぜひ寄って見たいと思っていたお店があったのでした。
だいぶ前にデザイン系の雑誌で見たチョコレート専門店、コンセプトもさることながら、そのプロダクトデザインの美しさに魅せられまして。
まるでミニマルアートのようなモダンさ、シンプルさ。
まあ、あまりスタイリッシュだと「美味しそう!!」という欲望に繋がりにくいところがあるのですが、それはさておき。
行ってきました、こんなお店。
Minimal – Bean to Bar Chocolate ビーントゥーバー チョコレート専門店
代々木上原からけっこう歩いたような気がします…微妙に坂だったり、炎天下で日陰がなかったり、地味にヒットポイントを削られる道中です。
他の駅の方が近いようですね。乗り換えの都合があったのでしょうがないのですが。
さて店内へ、チョコレートの甘ーい…いや、あんまり甘くないむしろコーヒーのような?香ばしい香りがただよいます。
お願いして店内の写真を撮らせていただきました。
このお店、自社で世界各地からカカオ豆を仕入れ、さらにカカオ豆から板チョコレートができるまでの全工程(選別・焙煎・摩砕・調合・成形、)を自社工房で製造している、まさに「Bean to Bar」 なチョコレート専門店なのです。
画像の右手奥が工房、何やらマシーンが稼働中。
この時はチョコレートのみで7種類。
試食が自由にできるのが嬉しい。
こちらのチョコは、シンプルにカカオ豆だけ(もしくは砂糖も)なのですが、ナニコレ!?とビックリするほど味が違う!!
まるでナッツが入っているような風味があったり、どう考えてもフルーツが入ってるんじゃないの!?ッてほどの果実味や酸味があったり。
こちらはディスプレイのカカオの実(カカオポッド)。
初めて見ましたが、けっこう大きいので(両手で持つくらい、長さ20センチ前後?)「ディスプレイ用に作った木製のフェイク?」と思ったくらい。
この中に、3~40粒の果肉に包まれた種子が入っているのだそう。その種の部分がカカオ豆(画像に写っているアーモンドみたいなもの)に。ほほう。
壁の世界地図は、各チョコレートに使用されているカカオ豆の産地を示してます。
こうして見ると,やはり赤道あたりに集中。
さて、買うチョコを吟味。ひとつひとつ、説明が丁寧です。
悩みに悩んで、2種類を選択、我が家用とおトモダチ用にお土産に。
今回我が家が選んだのは次の二つ。
私が選んだ、「FRUITY」。
「BERRY LIKE」とあるように、甘酸っぱく果実味溢れるお味。ホントにカカオ豆だけなんだよね!?
チョコレートに感じる果実香と言うのは、主にカカオ豆の発酵に由来するというけれど、ホントにブラックベリーを思わせる風味。
そういえば、最近アン・ウォッシュドで果実味や酸味のあるようなコーヒーをいただく機会が増えたのだけれど(喰いしん坊オットの趣味)、カカオ豆の加工でもそういうことはあるのかしら。今度調べてみよう。
商品に付けられたレシピカードによると、このチョコに使用されたカカオ豆はベトナムのBen Tre(ベンチェ省)産、フレッシュブラックベリーの香り、カカオ豆の種類はTrinitario(トリニタリオ種)、使用している砂糖はBeetというから甜菜かな。
喰いしん坊オットが選んだのは、「NUTTY」。
「ROASTY」とあるように、深めのローストで香ばしい、アーモンド入りのチョコのような…でもカカオ豆だけなのよねぇ。
産地はホンジュラス産、カカオ豆の種類はTrinitario(トリニタリオ種)、使用している砂糖はBeet。
こうして見ると、色が全然違う!
手前の明るい色が「FRUITY」、奥の濃い色が「NUTTY」。
このチョコバーをデザイン雑誌で見て、ぜひ手に取ってみたい、買ってみたい!!(最初の印象は「食べてみたい」ではなかった。)と思ったのよねぇ。
美しい宝石のようなデザインのチョコレートはよくあるけれど、これはとてもシンプルで美しい。
コーヒーは、喰いしん坊オットセレクトで、あまり浅煎り酸味系ではない、しっかりローストコク深み系で。
大事にちびちびといただいております。
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ミニマル (Minimal)
東京都渋谷区富ヶ谷2-1-9
03-6322-9998
11:30~19:00
定休日 :月曜(祝日営業・翌日休業)
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ミニマル (チョコレート / 代々木公園駅、代々木八幡駅、代々木上原駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.0