四月文楽公演・寿柱立万歳&六代豊竹呂太夫 襲名披露口上のおハナシ・続き

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昨日は変な所でぶった切ってしまいましたが。

四月文楽公演は、二回参りました。一日目に一部を友人と。別の日に二部を食いしん坊オットと。

さて、まずは第一部のおハナシ。演目はまずはこちらから。

寿柱立万歳 (ことぶきはしらだてまんざい)

まあ、演目の詳細はもっと詳しい方々にお任せして、個人的備忘録。

<寿柱立万歳>

あらすじはイヤホンガイドのサイトから引用させていただきました。

イヤホンガイド、毎回公演の度に大変お世話になってます!会場では字幕もあるのですが、演目の詳細から出演者の説明、当時の時代背景やら鑑賞ポイントやら、私のようなどシロウトにはイヤホンガイドがあるのとないのでは鑑賞しやすさがまるで違います。

”万歳は、人家の門口で芸を見せる門付け芸の一つ。三河万歳もその一つで、初春に家々をまわり、その家の繁栄を祈る祝福芸をみせる。「寿柱立万歳」は、家を建てる時の柱一本一本を様々な神々が末永く守ってくださり、その家は何千年も何万年も栄えるのだと舞ってゆく。床には、太夫も三味線も大勢並ぶ景事(所作事)で短いが華やかな一幕。六代豊竹呂太夫襲名披露興行の昼の部最初に相応しい演目だ。”

イヤホンガイド「今月の観どころ・聴きどころ」より引用

いかにも花形!な優男の太夫(かしらは『源太』だから、もう超イケメン!)とヒトの良さそうなお調子者の才三(かしらは『祐仙』、前回見たのが悪人役だったから、あんまりいい印象がないわ)が舞い踊り、曲芸を魅せてくれます。

これでもかってほどハデな縞の着物も(帯なら欲しい!)、これでもかってほど目出たい物尽くしな柄の裃や小物も興味深いわ。ホントならもっとじっくり近くで見てみたい。

鼓や扇などの小道具使いも楽しい!人形の曲芸なのに、失敗しないかハラハラ,成功すればやんやの喝采で、知らず知らず惹き込まれてしまいます。

あ、これは会場ロビーに飾られている、そのときその時の演目を描いたもの。味があって素敵。

続いて、六代豊竹呂太夫 襲名披露口上があるのですが…

緞帳が上がった瞬間に度肝を抜かれましたよ!!

金の襖に赤い毛氈が目に鮮やかで眩いばかり。そこへずらりと前後2列に並ぶ、黒紋付に紫(これが結構彩度の高い鮮やかな紫で!)の裃を着たお歴々。

今まで、落語の襲名披露、歌舞伎の襲名披露は目にしたことはありましたが、こんなに大勢が舞台の上に並んでいる襲名披露は初めて。

そして。

主役である六代豊竹呂太夫氏ご本人が、まったく言葉を発されないのでした。主役が口上を述べない襲名披露なんて初めて!?そして、主役ったら言われたい放題!?!?

六代豊竹呂太夫氏は若いころからたいそう文楽の研究に熱心で…などの褒め言葉の後、それが今では「赤い灯~♪青い灯~♪」の研究にも熱心で…なんて道頓堀行進曲の歌詞なども登場して。

さらに「五代豊竹呂太夫は文楽に似合わないほどのイケメンでしたが(実際モデルなどもこなす、長身でちょっとエキゾチックな彫りの深い超イケメンであった!)六代豊竹呂太夫は誠に文楽の似合う…」と、褒めてるんだかディスってるんだか愛されてるんだか…な、抱腹絶倒な口上でございました。客先大盛り上がり!

これは大阪だからなのか!?文楽が実はこういうノリなのか!?はたまた六代目のお人柄なのか!?

実はこのあと、六代豊竹呂太夫氏とご一緒する機会に恵まれるのですが…そのおハナシはまた後日。なかなか落ち着かない日々が続いております。

 

 

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