これは6月末のおハナシ。
毎年、ものすごーく喰いしん坊な大王ご夫妻が開催される「トキシラズの会」。
今年もお声かけていただいたので、喜び勇んで駆けつけましたよ!
なんでも今年のトキシラズはたいそう不漁だったそうで…大王ご夫妻はいつも北海道のお馴染みのお店から釧路昆布森前浜で獲れた特上のトキシラズを送お取り寄せされているとのことですが、今年はたいそう難しかったそう。
地元の方が「自分の店用がない〜!」と言われるレベルだとか!?
画像はイベントのページから頂戴いたしました。大王、ありがとうございます♪\
それでもなんとか4㎏級が2匹無事神戸へ到着、その後ご夫妻が懇意にされている御崎公園のイタリアン・トラットリアサッサへと持ち込まれ。この日のシェフの創意工夫を凝らされたトキシラズを食べ尽くす会スペシャルメニューとなったのでした。
釧路市認定、釧路定置トキシラズの証!
さて、まずはカンパイ☆
いよいよトキシラズ尽くしスタートです☆
まずはトキシラズのカルパッチョ3種の組み合わせから。
トキシラズと水ナスのミント風味
トキシラズはホワイトバルサミコでマリネし、甘みをだすのにバルサミコソースをたらりと。
脂ノリノリのトキシラズに、爽やかな水ナスがたまりません!
トキシラズとウオッカでマリネしたグレープフルーツ
グレープフルーツのほろ苦い酸味に黒胡椒のアクセントが効いて。
トキシラズと自家製リコッタチーズ フルーツとマトとジェノベーゼソース
自家製のリコッタチーズは、いつもは甘みを強く出すけれど今回は前菜用にということで塩気強めに。
三者三様の前菜を楽しんだあとは、サラダ仕立てのこちら。
トキシラズの瞬間ボッリートほろ苦いサラダ 香草パン粉がけ
ボッリートは茹でる、かな。ほとんどレア、表面の皮一枚さっと火を通したくらい?なんとも絶妙な加減。
香り高く苦みの強い野菜たちは、ルッコラセルバチコ、トレヴィス、ちょっとだけミントと三つ葉。すっごいパワフル。
そして香草パン粉がめっちゃいい仕事してます♪ああ、脂ノリノリのトキシラズの美味しいこと美味しいこと。
トキシラズのレアカツレツ 特製タルタルソース
レアもレアも超レア!写真撮ってる場合じゃない(撮ってるけど)、急いで食べろ!!
ごろごろと大振りな具材のタルタルソース、酸味が効いてて素晴らしい。ジャガイモもほっくほく。
ああ、この断面のタマラナイ感じ。
ここまで来て、ようやくプリモピアットへ。え?さっきのメインじゃないの!?ってなボリュームでしたけど!?
冷製カペッリーニ トキシラズとイクラのマリネ ジェノベーゼソース
親子丼ならぬ、親子パスタですわね。ああ、ジェノベーゼが効いてる!トキシラズとの相性も最高で。
今回は大王ご寮人さまがワインをセレクトしてくださいました。ずらりと壮観。
それ以外にも差し入れいただいたキリッとした酸のケルナー、山梨のかざま甲州も美味しゅうございました!昨今の甲州のレベルアップのいちじるしさについて、ワイン好きなメンバーたちが熱く語っておりましたことよ。
プリモピアット二品目は、トキシラズのラザニア
レアも美味しいのですが、アッツアツの火が通った分もそれはそれは美味しく。鮭だもの、ベシャメルソース、チーズと合わないはずがない!!
トキシラズを捌く時に、どうしても骨に残る身をこそげ落とし、尾の方の身、ジャガイモのピューレ、ほうれん草と合わせているのだそう。
中オチですわね。e口の中で蕩けるような柔らかさ。もちろん美味しくないはずがない!!
ここで、カウンターの方が何やら騒がしく。どうやらメインの準備に入ったようなのですが…「カメラをお持ちの方は前へおこし下さい」的な感じ。結婚式か!!
バットの中には何やら凄まじい物体が!なんとシェフお手製のサーモンサルシッチャ、その場で「シャケシッチャ」と命名されました!
トキシラズだけでなく、エビもたっぷり。
まだ火を通す前なので、鮮やかなサーモンピンクが美しい。かなりぶっとくボリューミィです。これは楽しみ!
トキシラズと海老のサルシッチャ パプリカのソース ズッキーニのソットアチェート添え
ソットアチェートは、酢漬け・ビネガー漬けのこと。ズッキーニはスタッフの方のご実家で作られているそうです。
色鮮やかなパプリカのピューレがサルシッチャの色を引き立てて。これは初めての美味しさでした。
デザートをいただいて。
食後酒にPOLIのグラッパをいただきました。
これは上等!美味しい!
今年もトキシラズを堪能いたしました。
主催してくださった大王、ご寮人さん、サッサさん、本当にありがとうございました!