「水元」の工程を見学 〜友禅教室番外編・その3

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「蒸し」の後は「水元」の工程です。
今までの友禅教室レポートはこちら> 
先ほどの「蒸し」の部屋を出て、
反対側の部屋へ。
さらに????な部屋。
ええっと、ここはお魚の養殖場だったかしら?



大きな大きな部屋、一面に浅いプールのようなもの。
水は流れっぱなし、足下のコンクリの床も水でびしゃびしゃ。
でもそのプールで泳いでいるのは、
お魚やエビじゃなくって…



色とりどりの反物。
先ほどの「蒸し」の工程を終わった反物は、
ここで洗われることによって、余分な染料や糊を落とすのだそう。
うーん、キレイやわ。
今は汲み上げた地下水で洗っているけれど、
昔は川でされていたそう。



ゴム長履いて、黙々と作業をされている職人さん。
この日は8月も最後の蒸し暑い日だったから
(いったいいつの日記書いてんねん!!という感じですが(^^;;)
涼しそう〜なんて言えるけれど、
真冬の京都でこの作業…と思ったら…(@0@)
考えるだけで風邪引きそうです!!
本当に、本当に、
着物って大変!!


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これは、まだ「伏せ糊(黄土色のところね)」が残っている状態の反物。
これは後々、悠然の色を挿すために、地色に染まってしまわないよう
糊でマスキングしてあるのです。



これもここで取ってしまいます!
活躍する道具はなんとこれ!



台所の、おたまの柄を取ったもの。
生地を傷つけず、ちょうど扱いやすいアールなのだそう。
うーん、職人さんの工夫って、こんなところにも!



キレイさっぱり伏せ糊も落として、
乾かされた反物。
こっくりと色鮮やかー。
どんな着物になるのかしら?
真っ白なところが、今まで糊で伏せられていたところ。
これからここに、色が挿されていきます。
そして、ブルーグレーの線のようなところ、
これは「糸目」と呼ばれる、輪郭線を白く抜くために
ゴム糊で伏せているところ。
この糸目が防波堤になって、
友禅の色が広がってしまうのを食い止めてくれるのです!
友禅の行程について、詳しくお知りになりたい方は、私がお世話になっている高橋徳さんのサイトへどうぞ>
とっても詳しく説明されてます。
私の必死こいて描いている友禅も、
こうして数多の職人さんたちの手を経て、私の手元に戻ってくるのね…。
そして、いよいよメインイベント!
悠然の色挿しが始まるのだわ!!
友禅教室、まだまだ道半ば!


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