京都の友禅教室で、いろいろな工房を見学に連れて行っていただきました。
今までの友禅教室レポートはこちら>
地染めの工房の次は、「蒸し」の行程を行っている工房へ。
はて?蒸しって何?お料理?
なんて思ってしまうのですが、
地色を染めた後、そのままでは色が定着していないそう。
蒸気で蒸すことによって、
染料が生地にきちんと定着し、発色するそうです。
うーん、表に見えてこないところにも、
友禅ってホントに手間がかかっているのね。
友禅の行程について、詳しくお知りになりたい方は、私がお世話になっている高橋徳さんのサイトへどうぞ>
とっても詳しく説明されてます。
さて、工房。
「む し」の文字がなんだかかわいらしい。
でも、とっても大きな工房…というより、工場なの。
「蒸し」の行程をしている部屋へ入ると、
木の机のようなものが、整然と並んで。
…とよく見ると机じゃない。
木の枠の中に、反物が、蛇腹のように折り畳まれて、
かけてあります。
これから蒸される反物たち。
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この木の枠ごと、
壁にいくつも並んだ、大きなロッカーのような?
蒸箱と呼ばれる、蒸し器の中へ。
金属の蒸箱もあったけれど、
この年季の入った木製の蒸箱の方が多かったわ。
どの色や素材を、どれくらいの時間蒸したらいいのかは、
すべて職人さんたちの経験で判断されるそう。
深い深い、紫の染め。
うっとりしてしまうわー。
色移りを防ぐために、色によっては間に新聞をかますこともあるそう。
え??新聞!?
なんだか新聞の文字の方が移ってしまいそうだけど!?
でも、大丈夫なんだそう。
うーん、いろいろと謎やわ。
さて、蒸しの行程が終わった反物は、
同じ敷地内にある「水元」と呼ばれる行程へ…。
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