俺たちの国芳 わたしの国貞展、現在は名古屋で開催中ですね。
私が行ったのは神戸でしたので、これは夏の日のおハナシです(今となっては寒々しい!)。
ところで、今回ブログを書くにあたって確認して初めて気がついたのですが、「俺たちの」国芳、でも「わたしの」であって「私たちの」ではないのね。何か意味が?それともゴロの問題?
それはさておき。
この浴衣の柄の猫髑髏、髑髏下駄は、会場限定ガチャガチャでものすごく人気だったそうですね。
私は最終日近くに行ったので、全て売り切れでした。残念!
会場では撮影ポイントがあると聞いていたので,喰いしん坊オット共々、浴衣で出かけましたよ。(くどいようですが、8月のおハナシです)
喰いしん坊オットは毎度お馴染み三升柄の浴衣、浮世絵観に行くならこれしかナイって、本人のこだわり。
ちなみに後の看板の女性の,大きめな格子柄が素敵なんですよね。
今回の展示、衣装をチェックすると言う意味でもものすごーく面白かった!
でもあまりにも点数が多いので、もっと時間をゆっくり取って行けばよかった…と後悔することしきり。
これからいらっしゃる方は、ぜひたーーーーっぷり時間を取っていらっしゃることをおススメします!
私は藍染の絞りの浴衣で。
浮世絵に描かれた浴衣も、絞りが多く手すきですね。
ところでこの手にしている団扇、先日ふと思い立って作ってみたもの。
100均の無地団扇(これに絵を描いてオリジナル団扇を作る用らしい)の片面をべりべりっとはがし、そこに自分で制作した切絵を貼りました。
イメージは、髑髏の耳元で北斎のタコが愛を囁く的な。
まあ、団扇の画面に収まるようにというのと、私の切絵の腕で制作可能な範囲にずいぶんアレンジしましたが。
うーん、まだまだデキがイマイチ。
一番の問題点は、急に思いついて家にあるアート紙を適当に選んで切り始めたために、接着向きではなかった点。
細かい部分が剥離してきそうですわ。
でもあまり薄い紙だと、カットするのが私の腕では難しい…今後の課題ですわ。
あと、下が気の鉛筆線が残っているのは、雑な性格のせいね。あかんやん。
さて、会場へ。
神戸市立博物館の広々とした吹き抜けのエントランスに、セットが組まれていました。
「五拾三次之内 岡崎の場」が、等身大のセットで再現されています。
なかなかのクオリティ!
近くに手ぬぐいや猫耳wもあったので、かぶればよかった!でもあまりにも時間がなかったの…。
喰いしん坊オットは猫又と一緒に踊る!
そういえば,以前浮世絵の展示で「立版古」を観ましたが、その等身大バージョンって感じかしら!?
「立版古(たてばんこ)」というのは、江戸時代のペーパークラフトで、錦絵を切って組立てて楽しむもの。
「おもちゃ絵」などとも呼ばれて、当時子供のおもちゃとしても大人気だったそうです。
私が見たのは、風景を描いたものや、舞台を再現したものでした。すごーく細かく描かれていて、子供だけでなくオトナも夢中になってしまいそう。
でも、そうやって切って組み立てられて遊ばれていたので、現存しているものはものすごく少ないのだとか。
点数も内容も、そして遊び心もターップリな充実した展覧会でした。
現在名古屋で、その後はまたどこか移動するのかな?