意味を考えるだけで楽しい!? 花嫁暖簾ツアーvol.2

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先日の日記に引き続き,今度はちょっと個性派なのれんたちの紹介を。
これは若い時分の黒留袖を,
いったん解いて,のれんに仕立て直したそう。
…ということは,嫁入りのときの需要だけじゃないのかな?

すそ模様には金糸の刺繍も入ってとても豪華。
この画像ではわかりづらいけど,
実はこんな風に縫い合わせられてます。

これも,解けば一枚の布に戻せるという,着物ならではの技!
これは夏の絽ののれん。
とっても涼しげな素材。
…でも,描かれている鳥は鶴。
めでたい柄だけど,あんまり夏のイメージはないなぁ…。

常磐,つまり常に緑の松は,とても縁起のいい柄。
その松を,構図といい,色の表現といい,
ものすごく大胆にモダンに表現してます。
今回,かなり惚れました。

醤油屋さんにかけられていたのれんは,結び熨斗の柄。
これも長生き・長持ちの縁起柄です。
一色だけど,すごく鮮やか!

天女の舞はなんだか異国の香り。
まるでセイレーンのような姿も見えます。

共に白髪の生えるまで…翁媼の柄は,やっぱりおめでたい柄。
こののれん,紋の周りに円が描かれてますよね?
これは男性側の紋に描かれるもので…つまりこののれんは,男性用ののれん。

…ということは?
花嫁のれんならぬ,花婿のれん。
こののれんの持ち主は婿養子に来たのだそう!
う〜ん,いろんな歴史が見えます(^^;;
色合いも青・グリーンなどが多いそう。
でも,昔は青基調だったから,青いからと言って必ずしも婿用ではないと,
いろいろ難しい(^^)
今回かなり目を引いたのがこれ。
昭和中期だというから,かなり古いものですが…
アロハ柄?なんだか植物が南国チックです。

ひょっとしてお嫁さんは南国の人?
これを見て,ふるさとを思い出したりしたのかしら…?と
想像は尽きません。

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ちょっと更新をさぼり気味でしたが,
またちょこちょこアップしていきたいと思います(^_^)
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  1. fleur23 より:

    すご~い!
    むさん、色々なお宝の花嫁のれんを楽しませていただきました!
    実際ならきっともっとだとは思いますが
    画像を見せてくださっただけでもかなり
    目がハートになりました。

  2. より:

    fleur23さん>
    楽しんでいただけたら,とってもうれしいです(^^)
    実物は,もっともっとステキですよ〜。
    もうこのまま着物にしてほしい!と思っちゃいます。

  3. きょうこ より:

    ちょうど、紋章上絵師である泡坂妻夫さんの紋に関する本を読んだところだったので、花嫁のれんの絵だけじゃなく、紋にも注目しちゃいました(^^)
    出てきた紋は定紋だけじゃなく、陰紋や、替紋、しゃれ紋のようなものもありますねー。

  4. より:

    きょうこさん>
    泡坂妻夫って小説家の?
    紋章上絵師っていうのは,着物に家紋を入れるお仕事ですよね…?
    先日TVでこのかたではないと思いますが,
    着物に家紋を入れるお仕事を見ました。
    とっても興味深かったです。
    もともと,家紋のデザインには興味があります。西洋諸国の家紋に比べてもデザインが簡潔で,美しく感じます。
    さらにその中に,すごい情報量が詰まってますよねー。
    今回の花嫁のれんでは,「花紋」に非常に興味を持ちました。
    常紋の周りに,花の飾りがついてるんです。
    また後日まとめてアップしますね〜。

  5. kawasemi より:

    黒留袖ののれんに、おぉ~と、感嘆の声をあげてしまいました。
    花嫁のれん、私は初めて知りましたが、風流な伝統ですね。
    私も現地にいたら、きっと写真とりまくってますよ(笑。
    初歩的な質問なのですが、留袖以外のものは、のれんのために作られた着物地ですか?

  6. kawasemi より:

    エラーがでたので再度送りなおしたのですが、
    ちゃんと届いたいたようです。
    何通も送ってしまい、ごめんなさい。。。

  7. より:

    kawasemiさん>
    お久しぶりです!
    私も黒留袖ののれん,大好きです!
    私ならこれが欲しい〜!と思いましたが,
    これは,ある意味では花嫁のれんではないんですって。
    一般的な花嫁のれんは,元からのれんのために作られた生地だそうです。
    京友禅,加賀友禅などもあれば,作家ものの高価なものもあります。
    また一部には,着なくなった着物を仕立て直したのれんもありましたが,それはお嫁入りの時には使用していないようです。
    あ,コメント重複した分は削除しておきますねぇ!

  8. naka より:

    こんにちは、能登に住んでいる物です、
    私も花嫁のれん昨日拝見して来たたのですがカメラを忘れ、、ここの画像がとても綺麗に写って居たのでお借りしたのですが、宜しかったでしょうか、、m(__)m宜しくお願い致します、、
    御気に成る様なら、削除致します、、

  9. より:

    nakaさん>
    こんにちは。初めまして!
    すばらしい伝統ですね〜!
    でか山のお祭りも(準備だけ)見てきたのですが,すごい迫力で圧倒されました!
    画像をホームページで使用されたとのこと,
    基本的にはお断りしております。
    まあ,個人のサイトとのことですので,
    画像の権利所有者として,こちらのサイトのURLを明記の上リンクをお貼りいただけるなら,
    今回に限りお使いいただいて結構です。
    本来なら事前にご連絡いただくのが宜しいかと思いますが…(^^;;

  10. きょうこ より:

    >泡坂妻夫って小説家の?
    そうです。そうです。
    小説家で、マジシャンで、紋を入れる人です。
    創元推理から出てる亜シリーズとか楽しくって!
    読んだ時にいっぺんにファンになりました。
    花紋楽しみにしています!
    ああ。早く見たいわ~

  11. より:

    きょうこさん>
    ああ,やっぱり!
    書評で見て面白そうだなぁって思いながら,まだ読んだことはないんです。
    ぜひ今度読んでみますね〜♪
    花紋,今写真を整理してます(^^;;
    デジカメでとると,もうアホほどたくさん撮っちゃって…。

  12. なか より:

    むさん、どうもわがままな申し出で、、ご理解有難う御座います、
    趣味の盆栽で、URLの掲示板はここにリンクして折ります、
    伝統工芸、輪島塗りの上塗をしています、、製作も少し、、
    本業のブログはブログ=http://uwanuriya.at.webry.info/
    HP=http://www9.ocn.ne.jp/~uwanuliy/
    お暇なら覗いてやって下さい、、
    伝統を守るのは大変ですね~~(^。^)
    今後とも宜しくお願い致します。

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