先日,呑み友だちのLeiさんに,おつきあいのある呉服屋さんのご招待で,
西陣の工房見学に行かないかとお誘いいただきました。
しかも,その前に精進料理のお昼付き。
…こ,これは,噂に聞く呉服屋さんの勧誘地獄ではないの〜!?
帯の工房は見学したし,
かといって,今,購入の余裕はなし。
ない袖は振れないのよ〜(^^;;
もちろん,私自身はYES-NOのはっきりした人間なので
勧誘に困ることはないのだけれど,
逆にお友だちに迷惑をかけてはマズいし。
その旨Leiさんに相談してみたところ,
もう,ずーっと長い付き合いの呉服屋さんなので
見学と割り切って気にしないでいいとのこと。
という訳で,心安らかに出かけて参りました(^^;;
この日の京都は,ちょっと不穏な天気。
天気予報では,夕方から雨の可能性が。
心配なので雨対策をしていったら
エラい荷物が増えてしまったわ。ふぅ。
松の緑も鮮やかな,大徳寺の境内。
呉服屋さんの展示会には,
ジミーでみすぼらしいカッコウしていった方がいいよ〜
なんて書いた本も読みましたが(^^;;
せっかく久しぶりの京都だし。
いつもの泥染の大島に、絞りの帯で。
食事は境内の中の泉仙さんへ。
お薄に始まり,7〜8品の精進料理。
う〜ん,お酒呑みたい…>脳みそ漏れてます(^^;;
平日だというのに,お店の中は女性のグループでいっぱい。
う〜ん、優雅なもんだわ…って自分もやわ。
まあ実のところ,出がけに仕事でトラブルがあって
青色吐息だったのですけどね(^^;;
締めは筍ご飯。
もう春ね。
おしゃべりが盛り上がって,
当初の目的を忘れてしまいそう…
という訳にも行かないので,
大徳寺門前すぐの,高垣織物・菱屋六右エ門工房さんへと向かいます。
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大勢でコースでぞろぞろと見学するのかと思いきや,
小さな工房なので、少数・時間差で見学させていただけるらしい。
私の時は,二人きりでした。
織りの機械が数台、工房に並んでいます。
これは織りの訪問着を織っているところ。
上部に見える部分は,
毛足の長い絨毯のような,織物の裏の部分。
いったいどんな柄なのか見当もつきません。
機械の下部には巻き取られた部分が見えるのですが…
柔らかい色合いの秋草の柄でした。
では織っている最中,どうやってチェックしながら作業を進めているかと言うと
ちょっとピンぼけなのですが,
この下に設置された鏡で確認しながら,とのこと。
気が遠くなりそうです…。
ちなみにこれは半幅帯。
真ん中で二つの柄に別れています。
この細かな設定を制御しているのは,
最初の写真で機械の左側に,上からぶら下がっていたこの紙の束。
データ化している織元さんも多いそうですが,
あまりに大量のカードがあるため,
データ化が今のところ不可能だそう。
これで8万枚(@0@)
複雑な柄になると,トラック一杯分のカードが必要になると言うから
恐ろしい物です。
これが原画。
方眼用紙の一マス一マスが,あのカードになるのね…。
長いのでちょっと続く。
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はじめまして、masamasaです。
西陣織の工房の様子、拝見しました。
トラック一台分というのはすごいですね。
手間とそれだけの時間がかかるということさらに納得です。
masamasaさん>
初めまして!ようこそおいでくださいました。
ホントに,着物の高いのにも納得してしまいますよね…
ホント気の遠くなるような技術と手間ですよね(><)