なんとか伏糊にこぎつける…(><) 〜京都・友禅教室

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投稿日:

 
長かった糸目糊置き。
全部で2.5H × 5回。
#ホントはそれだけで終わらなくて,
#先生のご好意で,数時間の早出と残業を…(><) でも、実際のところ,ずーーーーっと続いてもいいくらい, この作業にハマってしまったかも。 なんかもう、夢中になってしまいましたわ。 ※新しく「友禅教室」カテゴリを作りました。 今までの友禅教室についてはこちら>
さて,そんな糸目糊置きも終わり。
次の工程へと進みます。
次の工程は「伏糊」。
糸目糊で,線状に,白く抜く柄の部分の輪郭線を描いた後,
(この,糊を置かれた部分が白くなる。後で色を挿す際の防波堤になる。)
この輪郭線で囲われた部分を,伏糊で、塗りつぶして行く作業。
伏糊というのは,もち米と糠,塩を炊き合わせてでできた,ねっとりとした糊。
なんだか、お餅のような,微妙に甘い匂いが…(@0@)
そして,けっこう熱い!
ここで塗りつぶしておくことによって,
この後,地色を染める際に,色を挿す部分には地色がしみ込まなくなります。
もっと詳しく知りたい方は,高橋徳さんのサイトへ>
この伏糊を置く作業も,糸目と同様「筒」と呼ばれる,
柿渋を塗った和紙に口金をつけた,
ケーキデコレーションに使うような道具でする訳ですが…

ひたすら細く糊を絞る糸目とは違って,
伏糊は,糊を置く面積も様々。
筒も,こんないろんな種類が。

ちなみに,細ーい口金の穴を,
望むサイズにするためには,こんな風に砥石で研ぐそう。
さらにガラスで,引っかかりのないように整えて。
ホントに,繊細な繊細な作業なのです…(@0@)

先生の見本。
まず外側をしっかりと。
糸目(ブルーの線)との間に隙間がないように,
(隙間があると,そこから地色の染料が入ってしまうため)
少しかぶせるように,伏糊を置いていきます。
でも、絶対にはみ出してはダメ(><) はみ出せば,糸目の輪郭もムダになってしまうし, 地色も染まらないし...!!
さて,作業開始。
うーん,けっこう難しい!
面積を塗りつぶすのは根気がいるし,
伏糊が柔らかいので,ラストが上手く切れない。
もし,ツーッと,糸を引いて生地に落ちたりすると,
そこも地色に染まらず白くなってしまう…!
そして,画像にもあるように,
プツプツと気泡が。
気泡によっては,そこから染料が染みてしまうこともあるので,
丁寧に潰しながら作業を進める。


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ある程度作業が進んだら,
先生にお願いして「挽粉」を振りかけてもらう。
これは細かい細かい、おがくずのようなもの。
これを振りかけると,糊の表面をコーティングしてくれて,
手などにつきにくくなる。
作業の途中に,完成した糊の部分なんかに触れてしまうと
ぐっちゃぐっちゃになるので…(;_;)

まずは完成した部分を先生にチェックしていただく。
漏れがあったり,隙間がないかどうか。
手前の箱の中が「挽粉」。

それを,たっぷりと完成した伏糊の上へ。

とんとんとん…と生地を軽くはたくように,
粉を行き渡らせる。

とんとんとんとん…と,
余った粉をはたき落として…

最後は手ボウキで軽くはく。
すると,ほら…

このとおり。
なんだかふっくらと,
まるで衣をつけたコロッケのよう。
しかも触ってみると,ふにふにと柔らかくて…
気持ちいい!

左側の濃い色の部分が,挽粉を振った部分。
右側のツヤツヤしている部分が,伏糊を置いて,
まだ挽粉を振ってない部分。

最後に裏から,うんと細かい霧状に水をスプレーして
糊をきっちりと生地に定着させます。
これも全部で2.5H × 4回。
やっぱりそれだけでは終わらなくて,数時間の早出と残業を…(><) まだまだ続きます...!
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