仕事終わって,ちょっと涼しくなった夕方、
大阪歴史博物館へ、華やぎの装い 鴻池コレクション展を見に。
鴻池家から寄贈されたコレクションの、
着物(女性の婚礼衣装から、子供の着物、男性の裃なども)から婚礼調度がメイン。
それに昭和初期の当主幸方(ゆきかた)氏の日常愛用された品々などを展示。
展示数はそう多くないものの、
なかなか見応えがありましたわ。
この日は、呑みトモダチのMちゃんといっしょ。
っていうか、私のトモダチ、呑みトモダチしかおらんもん。
呑まないトモダチって…数人…orz
Mちゃんは、シックな絞りの浴衣で。
うんと昔にお母様が誂えてくださった浴衣だそう。
絞りが細かくて、すごくステキ!
私も絞り、パステルカラーのちょっと若作りで(^^;;
やわやわと柔らかくてすごく着心地が良いのだ。
で、展示。
婚礼衣装、っていってもすごくバリエーションが豊富。
え?お母さんじゃなくって?
っていうような、すごく渋すぎる色合いの松の振袖があったり
お能の衣装ですか?っていうような
大胆な太い横縞の振袖があったり。
これは色もすごいモダンで。
そやけど、
「今、お嫁さんが『これにする』って言ったら、
絶対親に止められるわ〜」
「もっとフツーのにしなさいって絶対言う!」
「絶対キッツイ嫁に思われるで〜」
「それで、離婚とかしたら、『やっぱりね』って言われるんやで〜」
などといらん話で盛り上がりながら(^^;;
うーん,今の打ち掛けとかって
ものすごく画一的なんかな。
昔の意匠は自由やし大胆やなぁと思う。
すごくステキやった!
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館内はもちろん撮影禁止なので、
外に展示してあったパネルを。
これもびっしりと揃った絞りに、
精緻な刺繍が施されて、
すごく豪華。
男物の裃も、遠くから見ると地味なんやけど、
近くで見るとびーーーーーーっしりと細かな小紋で、
ああ、贅沢やなぁって思う。
あんな小紋着てみたいわ。
漆器のコレクションも素晴らしいもので
(しかも保存状態がすごく良い!)
ジーーックリ堪能。
ああ,でもハマってしまったのは、
奥で放映されてたVTRかも。
幸方氏の六男さんが、当時の一族の生活を書き綴ってはるのを、
イラストと資料で再現してはるんやけど、
これがとても興味深かった。
ツッコミどころ満載。
お父さん(幸方氏)はいわば一国一城の主、殿様であった、
という口切りで。
朝,お父さんが起きてから、
一日の献立を決めて(殿様そこまでする!)
それを賄い方が準備する様、(六男さんもこれがまたよう見てはんねん!)
魚は鯛やヒラメが好きで、
サバやイワシは食べないとか。(やっぱ下魚なの?)
大好物の鯛のおこうこ和えがレシピとか。
「お運動」として、車でドライブに出かける話(それ運動ちゃうやん!しかも運転は運転手)などなど。
23分のVTR、残念ながら閉館時間で最後まで見ることができなかった!
公務員、締めるの早い!
売店ももう閉まってた…
あのVTRの続きが非常に気になります。
お正月行事の続き、誰か聞かせてください。
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華やぎの装い 鴻池コレクション展
7月14日(水)~8月30日(月)
休館日 毎週火曜日
9時30分〜5時(金曜日〜8時)
(入館は閉館の30分前まで)
大阪歴史博物館 6階 特別展示室
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ええっ、そんなVTRがあったんですか!?
ほんと、それ、一番見たかった・・・!!!
以前行った神戸ファッション美術館でも、戦前の資産家の集まり(って何・・・?ですが)のモノクロのVTRが一番興味深かったですもん。
>弥生さん
それがあったのですよ〜!私も気がつかなくて、Mちゃんに教えてもらったの。
二つの展示室の間に、ソファとか置いてあってトイレがあったでしょ?
あの奥。
モノだけを見ても十分楽しいけれど、
その背景も一緒に知った方がより楽しめますよね♪