着物タテヨコ会の企画で、
光峯錦織工房へ見学に連れて行っていただいたお話の続き。
光峯錦織工房さんで作り出されているのは、錦織とよばれる織物だそうです。
(この辺のしっかりとした説明は、ぜひ光峯錦織工房さんのサイトでご覧ください!)
織、綿、 紬、絣、などなど、
織物に関わる感じは糸へんであることが多いのに、
錦だけは、金へん。
「その布、金に値する」
それほどの価値があることから、「金」「帛(布)」=「錦」となったのだとか。
古代から、どれだけ錦織が珍重されてきたのかが、
わかろうというもの。
現代においては、超☆庶民の私が
「キレイー!」
なんて、のほほん♪と眺めることができるけれど
(けっして買える!とは言えない所がカナシイ…)
奈良や平安の時代は、庶民の目に触れることもなかったんだろうなー。
そして、私は、織物っていうものは平面だと認識していたのですが、
今回、工房を見学させていただいて、その考えが大きく覆されることに!
そもそも、絹糸っていうもの自体が独特の形をしているそうで
(角の丸い△ってかんじ?)
その形が、プリズムのように光を反射したり透過したり、
ただの平面にとどまらない、
とても複雑な見え方をするのだそう。
さらに多彩な色・多種多様な糸を用いて、
緻密に織り上げられた錦織は、
こんなにも表情豊かで、立体的!
あまりの緻密さと立体感に、
海外の方は、「これは刺繍だろう!」と言われるのだとか。
さらに…
鮮やかなこの錦織…
見る角度を変えるだけで、
がらりと表情を変える。
さらに、こうして光を当てると、
絹糸がプリズムのように光を反射・透過して
まるで違う色と形に。
これを館の方は、笑って
「私達は、錦織と言うのは3Dなのです、と言っています」
と、おっしゃってました。
ああ、でも
写真では全然上手く写らない…(><)
写真の撮影や、TVの取材でも
とても苦労される所なのだとか。
続きを読む前に…♪ポチッと一押し、応援して下さったら嬉しいです!
象形文字?のようなデザインのこの錦織。
中国・漢の時代の
「画像塼(がぞうせん・模様や図象を粘度に線刻、浮き彫りや型押したもの)」を
モチーフにされているのだそう。
ちょっとマットな、ザラザラっとしたような独特の質感。
こんな風合いの錦織もあるのね。
「あるのね」ではなくって、
表現したいものにあわせた、
素材や質感を緻密に設計されていってるんだろうなぁ…。
ずずずいーーーーっと近寄って見ると、
本当に多彩な表現にビックリ。
確かに、刺繍と言いたくなる気持ちも分かる!
これが一枚の布だなんて!?
あ、この恐竜のような柄は、
皇帝の象徴・龍なのだそう。
(しょうちょう、と変換しようとすると、
意固地に「小腸」と変換し続ける私のPC。
そろそろ焼肉食べに行きたいな!)
この錦織も、角度を変えてみると
また全く違った色合いと風合いが出現。
錦織の前を行ったり来たり、
近づいたり離れたりして
存分に楽しんじゃったわ。
さらに続く!
私の拙い日記では、間違いもたくさんあると思うので…
光峯錦織工房さんのサイトをぜひご覧ください♪
ランキングに参加しています♪ポチッと一押し、応援して下さったら嬉しいです!
コメント