平安時代から伝わる、神前奉納庖丁式

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お花見の季節ですねぇ…な訳ありません。
例によって例のごとく、ブログにアップするのが遅いだけです。
これは4月初旬の、桜咲き誇るころのお話。
その日、家でだらだらとお仕事などしておりましたら、喰いしん坊オットからLINEでメッセージ。
「はんなりさんの庖丁式、今日やぞ!」
昨今facebookなどと言う便利なもので、善し悪しは別にして、おトモダチの動向などがいろいろわかってしまったりするものなのですね。
はんなりさんというのは、神戸・祇園の名店・はんなり祇園さん。
そのご主人・Aさんが、庖丁式のための練習をしてらっしゃるのをたびたびfacebookでお見かけしていたのですが、その本番が今日だったとは!!うっかりしてたぜ!!
今からならまだ間に合うんちゃう!?と、大慌てでカメラ掴んで飛び出したのでした。
ええ、ほぼすっぴんで。誰にも会わないことを祈るばかりです。

向かった先は、神戸市平野町の祇園神社。
そういうと、「神戸なのに祇園?」とよく聞かれるのですが、神戸にも祇園はあるのですよ。
平安時代の終わり頃、疫病や天災を鎮めるために、姫路にまつられていた素盞嗚尊の御分霊を京都で祀ることにしたそうです。
その際、御分霊を載せた神輿が姫路から京都への道中でこの平野の地で一泊し、その地に祠を作ったのがこの祇園神社。
そしてその後、神輿は京都・八坂神社の前身である東光寺へ。(さらにその後、八坂へ移って祇園神社に)
あれ?じゃあ、そもそも「祇園」って何?どういう意味?
困った時はググってみよう。wikiさんありがとう。
便利な世の中になったものです。
祇園 = 祇園精舎、正式には「祇樹給孤独園精舎(ぎじゅぎっこどくおんしょうじゃ)」
なんじゃこりゃ?読めない!ですが、元がインドのお寺の名前ではしょうがない。
天竺五精舎(てんじくごしょうじゃ)と呼ばれる、古代インドにあった初期仏教の5つの寺院の一つという、大変尊い聖地。
日本では牛頭天王(ごずてんのう・祇園精舎の守護神とされる)や素盞嗚尊を祀る、前出の疫病や天災を鎮めるための祇園信仰として全国に広まったので、京都や神戸だけでなく、全国に祇園神社がある訳ですね。
話がそれました。
今まで、はんなり祇園さんには何度もお邪魔しているのですが、その近くの祇園神社にはまだ行ったことがない。
場所はちゃんと把握してないけれど、時間がないからとりあえずはんなりさんまで行って、その後はスマホ頼りだ!
と思ったら。
けっこう地味に坂道が続く。
神戸は坂の街なのでしょうがないのですが…

あ!あった!!の先に…

心くじけそうになる階段が続く…
もう、このまま回れ右して帰ってもいいですかね!?

この急勾配。
転げ落ちてしまいたい。

階段の上から、神戸の街を望む。
平清盛公も、ここからこうして福原の都を眺めたのかしら?
というのも平清盛公が福原遷都をし、あれこれ事業を行う際、この祇園神社の裏山のお寺に籠っていたそう。
当時は埋め立てもなかったし、高い建物もなくて海が見えたんでしょうね。

という訳で、ようやく祇園神社。
そして、肝心の庖丁式には一切触れることなく続く。

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