若いのに地味すぎる、というハナシ。

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さて、ランチの後にお目当ての妖怪幻獣百物語と向かう訳ですが…その前にちょっと閑話。
オチがないので注意。
キモノを着ていると、
「お直しおばさん(いきなり断りもナシに勝手にヒトの着付け直してきちゃうヒト)」
「お触りおばさん(いきなり断りもナシにヒトの着物を触ってくるヒト)」
「陰口おばさん(ヒトの着物をじろじろ見ながら聞こえよがしに陰口を叩くヒト)」
などに遭遇するらしいのですが…。
私はあんまり遭遇したことがないかも。
いや、全くもってあんまりヒトのことを気にしない鈍感人間なので、私が気づいてないだけかも。(その可能性大)
喰いしん坊オットに言わせると「だってオマエいかにも怖いもん」だそうですが…(-” -)
いやいや、それより三歩歩くと大概のことを忘れてしまう鳥頭のせいで、いろんなことをただただ忘れているだけなのかも。
ふと自分のブログを見返してみたら、
お直しおばさまとの攻防 〜大阪編
お直しおば様との攻防 〜沖縄編
あら、忘れてたわ〜!こんなこともあったのね。
でも、どちらもいきなりじゃなかったし、けっこうオモロい体験だったわ。
おばちゃんたちいいヒトやったしね。ラッキーなのかも。
いろんな方のブログやSNSなどを拝見していると、いろいろとイヤな思いをしている方もいらっしゃるようです。うーん。
ハナシを戻して。
ランチを食べた後、一人ずつお手洗いに寄ってからお店を出たのですが、私が席にいない間に近くの席でランチを食べていたおばさまたちが、Sちゃんに話かけるのではなく、聞こえよがしに
「二人とも若いのに地味すぎるわぁ〜」
とかなんとか言ったのだそうです。
地味。
確かに地味だわ!!おっしゃる通り〜〜〜〜〜!!と,それを聞いて大爆笑。
いや、Sちゃんはともかく、そもそも私全く若くないんですけど!?申し訳ない!!
Sちゃんは普段お洋服ですが、とてもオシャレな女子です。
しかし確かに、色合いは白・黒・茶・紺と、とてもシックかも。
私も同じく、箪笥の中が黒い!
しかもこの日は、妖怪のミイラを観に行く訳ですから(^^;;
妖怪気分でいつにもまして地味でございましたわ。

墨色のほとんど無地の紬に、

私の持っている中で一番妖怪っぽい(妖怪じゃねーよ!)なへなちょこ若冲な帯。
確かに地味だ。
実家の母にまたもや「私(母)が着てもまだ地味やわ」と言われそうな地味さである。
こういうの、気になる人は気になるんだろうなー、などと思っていたのですが…その後「ああ、その気持ち分かるかも!!」と思った出来事が。
「若いのに、こんな地味な着物着なくても…」
昨年の秋、お友達と着物フリマを開催したのですが、その時ふと頭に浮かんだ言葉でした。
おお、こういうことか!!と、はたと膝を打つ。
フリマには、とてもたくさんのお客様が来てくださったのですが、中には「これからキモノを着てみたいんです」っていう、とてもとても若くて可愛らしいお嬢さんがいて、ドキドキしたのです。
上からしたまで揃えたいというので、着物やら帯やらをとっかえひっかえスタッフもみんなでコーデして楽しく遊んだのですが、最終的に悩まれたコーデが二つ。
一つはとってもアンティーク。
アンティークならではの可愛らしい銘仙で、もう雰囲気にぴったり!
一つは現代的なシックな小紋。
可愛い柄をシックな色合いでまとめた(八掛もシックな色だった)、幅広ーく応用できそうな賢いコ。
だけど、多分40歳になっても50際になっても…ていうか70,80になったって着れちゃうくらいシックだと思う!
今しか着ることができない色やデザインがあるのに、もったいないよ〜!
そして頭に浮かんだのが、
「若いのに、こんな地味な着物着なくても…」
まあこういうのを「余計なお世話」っていうんですよね(^^;;
ああ、でも北新地のおばさまたちもこういう気持だったのかしら!?
結局そのお嬢さんは悩んで悩んで、両方ともお買い上げいただきました。
ありがとうございます!
シックなキモノには、ちょっと華やか目の色合いの帯を合わせて。
そうするとずいぶん雰囲気が変わりますもんね!
一方、フリマで私は「ああ、もうこの色は似合わない!!」と、華やかな色の銘仙やかわいいウールをずいぶん手放しました。
以前は似合っていると自分では思っていた色なのに、いつの間にかそのキモノを纏った鏡の中の自分の顔色がくすんで見えるようになってしまったのですわ…orz
「若い時に似合った色がいつの間にか似合わなくなる」ということも,やはり事実としてあるんですよねぇ…。
似合ううちに、もっともっと着ておけばよかったわ。
おトモダチも「銘仙の独特の光沢が、肌に馴染まなくなった」とずいぶん破格値で出品してました。
まあ逆に考えたら「若い頃似合わなかった色が、似合うようになることもある」ってことですしね!
「年をとったから地味な色を」というより、「肌も髪も年をとった分、顔色がよく見えるような色をよくよく考えて選んでいかなくちゃ」と思ってみたりもします。
身を以てしみじみと実感する…面白いものです。
とりとめもないおハナシでした。

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