歌舞伎鑑賞教室へ

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投稿日:


先日、歌舞伎三味線方の野澤松也さんが、神戸の歌舞伎鑑賞教室に出演されるとおききして、
馳せ参じました(^^)
以前のライブの様子はこちら・野澤松也師匠の創作浄瑠璃ライブ>
こういうある種の文化的なイベントって、どうして平日の昼間なんだろう?
普通におつとめしてたら行かれへんやんねぇ…(-” -)
2日間あったのですが、2日目の朝になって
「なんとか行けそう!」
と、大慌てで会館に電話して当日券を確認。
けっこうな雨の中、
開演間際に滑り込みました(^^;;
第一部は「歌舞伎へのご案内」として、
用語解説があったり、
鳴り物の実演があったり。
例えば、これを音で表現すると…と、
風音、雨音、
水音から川、海の波音までの違い、
実際に音がする訳ではないのだけれど、山おろし(山が深いことを表現)、雪音などなど。
上手の床に、野澤松也師匠の姿。
をを!上下姿が決まってる〜〜〜〜☆
解説を聞くばかりでなく、
参加できるコーナーも。
たとえば、「見栄の切り方」(^^)
「こう、のの字を書いて、しゅっと…」
みんな席に着いたまま、一緒にやってみたり。
それから、殺陣のコーナー。
これは面白かった!
役者さんが登場して、殺陣のいろいろな形を実演。
山形、天地、からうす、かすみといった、
いくつかの型を実演したあとで、
それらを組み合わせて。
ではこれを、お客様にやってもらいましょう…!
と、登場したのは、やけにこんまい中学生たちが数人、
この日は、市内の中学生の団体さんがきていたのでした。
複雑な型を一生懸命演じる中学生たちが
かわいくてかわいくて(^^)
会場内は大盛り上がり!
そして、第二部の仮名手本中心蔵へ。

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仮名手本中心蔵は、
十段目の天川屋義平 内の場。
そんなに上演されることのない演目だそう。
ちなみに義士たちの討ち入りの際の合い言葉「天」「川」は
天川屋から来ているのだというのを,初めて知りました(^^;;



今回のパンフの表紙も、
この演目の絵。
天川屋義平が、義士たちの武具の入った長持を、
捕り手たちに中身を改めさせるのを拒んでいる図。
この天川屋さんの縞のキモノ、
それに船頭さんたちの大胆な柄の衣装も、
地味な色合いなんだけど、とてもとても粋でした(^^)
ちょっと真似してみたい!
お話自体短めでシンプルで、テンポが良くて、
面白かった!
片岡我當さんの、長持の上で「天川屋義平は男でござる!」って見栄もステキ♪
そうそう、先に登場した中学生たちの団体、
とても静かに集中して観ていたのようなのですが、
多分みんなでやろうってことになってたんでしょうね…(^^)
「松嶋屋〜〜!!」
って、威勢良く大声かけてました。
微笑ましかった!
上で紹介したパンフですが
面白かったのは…



あらすじ解説がマンガ。
(あ、普通の文章での解説もありましたよ)



なんか微妙にBL風味なのはなぜだろう…?



講演のあとで、楽屋に師匠をお訪ねして。
各部屋に、紋の入ったのれんが下がっていました。
着替えてくつろぐ師匠、やっぱり粋でおしゃれです。
なんだろう、もう着姿が決まっているのよね…。
私は、ポリの単衣に雨下駄をつっかけて。
師匠にお会いするんやったらもっとおしゃれしていくんやったー(><)
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コメント コメントを追加

  1. 瀬尾陽介 より:

    ご無沙汰しております。
    今月の「演劇界(歌舞伎の雑誌)」を立ち読みしていたら、大阪での公演の写真が出ていました。
    さて、本文中、気になったのですが、歌舞伎での「みえ」は「見栄」ではなく「見得」と書きます。

  2. より:

    >瀬尾さん 
    お久しぶりです!和装丸はお元気でしょうか?
    あら,字が間違えておりましたね!直しておきます!ありがとうございました。

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