もう、何年も…というより十数年前、かな。
木之本にある日本酒の蔵元、七本鎗さんにお邪魔したときに、おききしました。
鮒寿司のものすごく美味しいお店が余呉にあることを。
そして、そのお店がなかなか予約が取れないことを。
いつか行きたいなぁと思っていたら、このお正月、ひょうんなことからお誘いいただいたのでした。
ありがとう,日野さん!!
…あ、その時のハナシ、ブログにアップしてないわ。
あまりにも思い入れが強すぎて、なかなか筆が進みませぬ…(><)
そのうち、季節感まるでナシな記事をアップするかもしれません(^^;;
噂に違わず、素晴らしいお料理!参加メンバーみんなして多いに感激して、その場で次の予約を入れたのでした。
それがなんと、5ヶ月後!!
(日曜日限定なので、よけいに先になったのだと思いますが...)
というわけで、この連休過ぎに再び徳山鮨へとお邪魔したのでした。
その時の着物が、このウールの着物。
白地にきりりと墨文字の徳山鮓ののれん、見る人が見ればピン!ときていたのでは…。
余呉の駅まで、車で迎えに来ていただいて、余呉湖畔を走ること数分。
到着!
身長180センチ弱、一時は0.1tを肥えていた超えていた喰いしん坊オットが小さく見えるこのメンバー(^^;;
三ノ宮の某有名日本酒店店主と、有名寿司店店主でございます。
イカツイなぁ…!!!
そして、写真嫌いの某酒店店主はすたこらと逃げ出して、写真には写っておりませぬ。
そして、この写真がなぜにブレブレかというと…
おにーさん(参加メンバーの一人)の撮ってくれた写真が全部ピンぼけだったからだよー!!
この徳山鮨、お昼のお客様は一日2組のみ。
余呉に面したお部屋が二つ。
夜は宿泊も出来るらしい。展望露天風呂がありました。
夜、いいだろうなー。
私たちは、
大きなガラス窓のあるこちらの6人部屋へ。
部屋はどちらもウッドデッキへと繋がっていて、
余呉を一望のもとに見渡せます。
一月には見渡す限りの雪景色だったのですが、5月の初めは新緑鮮やか。
湖北の春は、神戸より少しゆっくりやってくるみたいです。
うーん,三人してなんか雄々しいなぁ…二人ともデカイ。いや,私もか。
さて、いつまでも遊んでないでごちそうをいただきましょう!
続きを読む前に…♪ポチッと一押し、応援して下さったら嬉しいです!
さて、ハナシはちょっとそれて。
小泉武夫先生ってご存知でしょうか?
日本酒好きな方なら、もちろん!でしょうね。
東京農業大学名誉教授である小泉先生は、発酵学が専門。
日本酒や納豆をはじめとした発酵食品にまつわる書籍をたくさん著されてらっしゃいます。
実は我が家の本棚にもずらりと(^^;;
面白いんですよねー。
その小泉武夫先生御墨付きだというこの徳山鮨。
発酵食品パラダイスなのだそうな…じゅる。
最初はビールでカンパイ!
その後、日本酒へ。
ここでは、ご近所の七本鎗のみ扱われてます。
またここのお料理にあうんですよね〜!
最初に登場したのは、鮮やかな色絵皿に盛られた寒鮒のお造り。
濃厚な胡麻ダレで和えて、コゴミのムースが添えられてます。
鮒ってお造りに出来るの!?
私、実家が滋賀県なのですが、鮒って甘露煮でしか食べたことないわ。
淡水魚って独特の泥臭さがあると思うからかしら?
ところがこの鮒、そういった臭いは全くない!
こりこりとした歯触りと旨味。
寒鮒は本当ならもっと早い時期に捕れるのだけれど、
湖北は春が遅いのでこの時期ちょうど良かったのだそう。
コゴミももちろん近くで採られたもの。
こちらもこの時期が、少し遅めにやって来た旬の頃でした。
続いて鯖の熟れ鮓。
なんと細かくふんわりと削ったチーズ(カチョカバロ)とトマトソースを添えて。
徳山鮓の定番なのかな?お正月にもいただきましたが、
鯖の熟れ鮓の柔らかな酸味にチーズのコクとフレッシュなトマトソース。
この意外な取り合わせがホントにぴったり!
鮒の子まぶし。
卵のプチプチとした食感と風味が楽しい。
添えられた鮮烈な辛さのわさびも、わさびの葉も、もちろん近くのもの。
そしてイノシシ。たっぷりのコシアブラとクレソン,生胡椒を添えて。
もちろんこのコシアブラとクレソンも,以下同文。
いのししの脂と旨味と、山菜のほろ苦さが合うよー!!
さて,このあと怒濤のように…続く。
————————————
徳山鮓
滋賀県長浜市余呉町川並1408
0749-86-4045
完全予約制
12:00~14:30 18:00~21:00
不定休
————————————
ランキングに参加しています♪ポチッと一押し、応援して下さったら嬉しいです!