大阪・梅田阪急にて開催されていた池田重子コレクション 日本のおしゃれ展ー最終章のおハナシ、気がつけば三回目。
前回のおハナシはこちら>
池田重子コレクション 日本のおしゃれ展ー最終章 まずは羽織にどっぷり
THE☆アンティークな花尽くしたち 池田重子コレクション 日本のおしゃれ展ー最終章
会場が撮影OKだったので、気に入った着物や小物をちらほら撮っていたら、結構な枚数になっていましたわ。もちろん目で見る方が何倍も何倍もずーーーーーっと時間をかけてしまったんですけどね。
会場はいくつかのグループに分けて展示されており、最初の羽織から、THE☆アンティークなコーデたちへのグループはどれも、淡い色、豪華な草花の染めや刺繍の、いいとこのお嬢様や奥様と言ったイメージでした。
花叢に聞く遠い虫の音
絵になる昼下がりのお出掛け
この、各コーデに付けられたタイトルがまた素敵なんですよねぇ。
淡い若草色の振袖は上前にそれは豪華な絵付けがなされているのですが、後ろ姿は案外シンプル。
そこへこの大きな大きな花束を背負ったがごとくの豪華な刺繍帯。
ただただ、圧倒!!
この刺繍の緻密さ、立体感ときたら…写真では写せない!
矯めつ眇めつじーーーーっくり見入ってしまいます。こんなに近くまで、ガラス越しでなく寄ることができる展示って素晴らしい!
もしろん前帯の刺繍も華やか。
色は上の写真たちの方が近いです。
百合の刺繍の表現がまた素晴らしくて、じっくりじっくり。
ほおずきで語る夏の果て
手描きのほおずきが何とも繊細で可憐で。
帯留めはもちろんほおずき!
シンプルな帯をちょっとひねって結ぶアレンジも愛らしく。
避暑地のメヌエット
これまた品のいい若奥様風な色留(であってるかな?)虫籠に草花。
帯の前柄は草花ですが、
お太鼓部分にはやはり籠が!
紗のスクリーンの向こうで透ける風情も、まるで美しいマダムを盗み見ているようでwちょっとドキドキするのですが、帯をじっくり見たかったわ!
やはり展示のスペースの問題もあるのでしょうけれど、このあとにもやはり帯のお太鼓を見ることが出来ない展示もいくつかあり、それが少々残念でした。
うーん、まだまだ続く。