バリのお供え物・チャナンのお話 〜2013バリ旅行16

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さて、ゆるゆるとピッチをあげて、バリ旅行のお話。
今回の旅行をgoogle mapにまとめ中。
随時追加して行きます。


バリマップ2013

※クリックするとgoogle mapを表示します。
地図のポイントは、おおよその位置です。明確な住所や位置がわかっていないところも多いので…(^^;;

今までのバリ旅行のおハナシはこちら>
さて、ちょっと閑話休題。
バリで道を歩いていると、本当にしょっちゅう道に落ちている置いてあるもののおハナシ。
早朝、ホテルから、モンキーフォレストへ向かう間、幾度となく目にしたもの。

なんか色鮮やかなものが落ちてる?
しかも、煙出てるよね!?

これは、バリ・ヒンドゥーのお供え物「チャナン」。
インドネシアではイスラム教を信仰する人が多数を占めるのですが、ほかにもヒンドゥー教や仏教が信仰されています。
そしてバリのみ特殊で、バリ・ヒンドゥーが信仰されているのです。
しかもかなり信仰に篤い!日々の生活に深ーく信仰が根ざしているのです。
このチャナンもその一つ。
朝・昼・夕にこのチャナンをお供えして、お祈りを捧げるのだそうですが、供える場所が神社や寺院などの特定の場所ではないのです。
バリ・ヒンドゥーでは、万物に神が宿ると考えられているので(この辺日本のアニミズムにも通じるものがありますね)、ありとあらゆるものに捧げられます。
というわけで、旅行であっちこっちうろうろしている私が目にする機会が一番多かったのは、道や玄関先、お店の前などに供えられているものでした。
これがよく見ていると、ある一定のフォーマットはあるものの、けっこうフリーダムな感じ。
面白いので集めてみました。

基本は、
1, 椰子の葉っぱでお皿の枠を作る
2, バナナの葉っぱを敷く
3, 椰子の葉っぱを結んだりした飾りを置く
4, 色とりどりのお花や葉っぱを盛る
5, お菓子やご飯を盛る
6, 線香を乗せ火をつける
7, お祈りをする
だけれども、各家庭で様々な作り方があったり、宗教的行事によってことなるようです。
さらに、お祀りした後どうなるのか?というと、
8, そのまま放置
放置するんですよ。
そのまま道にほっぽってあるので、ついうっかり蹴ってしまったりしてヒヤヒヤしたのですが、それは一向にかまわないのだそうです。
お祈りして捧げた時点で終わり。
道行く人みんな、平気で踏んだり蹴ったり。
犬やら雀が食べたり。
自然に帰っていくのだそうです…。
おい、ちょっと待て。

ウブドの街中で。
おいおい、キャンディの包み紙は自然に帰らないよね!?
でも、けっこうこういうパッケージもの多くみました(^^;;
そんな細かいことは気にしないのね!

このとんばり椰子の葉っぱバージョンも時々見かけました。

オレオのっけ。
これもウブドの街中。
時間が立つと、お花もしんなり萎れてきます。それもまた自然。

車のボンネットにもチャナン。
たまたま置いただけなのか、それとも車の神様に?
事故に遭いませんように!

さすがに、お線香は置いてません。

スクーターにも、チャナン。

こんなアバウトにお祀りしてもいいんでしょうね!
うーん、信仰心さまざま。

カエルのアタマにもチャナン。
カエルはバリでは神様の使いだそうですから、お祈りも届けてくれるのかも!

Pesinggahan 近くのワルンの店先にあったチャナン。
こんなお花形のものも。
昼過ぎだったので、もう干涸びて踏まれて蹴られて。

センゴール・ギャニャールの店先で、テーブルの上に。
これはお客さんの方へ向けて供えてありました。千客万来、かな?

これはチャナンを売っている屋台。
元々は各家庭で作るもので、今でも手作りしている家もあれば、こんな風に売っているものを買ってくる人も。

重ねるとつぶれちゃうよー!
でもいいんでしょうね♪

ウブド王宮のとなり、バリ舞踊の会場で。
仏様とガネーシャに、まとめて捧げてます。

王宮の横手、お庭のどこかへ通じる小さな門の前にもチャナン。
そしてなぜか大量の犬の○○。
※汚い画像でごめんなさい
バリの道は、けっこうよく落ちているのです。
いろんなものが混沌と存在。
このあともチャナン、たびたび登場します。

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