なんだかずるずると続いている池田重子コレクション 日本のおしゃれ展ー最終章のおハナシ。画像が多過ぎ。
前回のおハナシはこちら>
池田重子コレクション 日本のおしゃれ展ー最終章 まずは羽織にどっぷり
THE☆アンティークな花尽くしたち 池田重子コレクション 日本のおしゃれ展ー最終章
若草色ってやっぱり品がいいわ… 池田重子コレクション 日本のおしゃれ展ー最終章3
次の展示へ行くと、今度は先ほどのはんなり柔らか・品のいいお嬢さんか若奥様のイメージとはうってかわって…
おお!!粋だ!大胆だ!カッコいい!!もろに私の好みです。
大胆にして繊細の心づくし
ぱっと目を惹く、赤味を含んだ明るめの青…紺青色、くらいかな?
この青×白でカルピスを連想したのはナイショナイショ…。
それにしても大胆な柄。ドットが飛んでいるから、水を描いているのなら観世水のラインがない感じ?とも思えるけれど、源氏雲かもっと平行線だから保昌雲?の方が近いかも。どちらにしても一般的に横に使われる柄の縦使い。
当時…いや現代だって、こんな着物を着た方が歩いてたらそれは目を惹くだろうなー。
帯だって、一見落ち着いていえるけれど、実は渋めの金に銀。地味派手って昔よく言ったな。今は言わないのかしら?
こちらもまた大胆な雁の柄。うーん、めっちゃツボなコーデ!!
こちらもまた、地味派手な…。
白鷺の視線
ああ、また好みだわー!
黒地に、画像ではグレーもしくは光の加減に寄って灰緑っぽく見えなくもないのですが、いぶし銀のようなメタリックな銀糸で大胆な籠目。
白鷺の視線…と考えたら、囚われそうなの?逃げてるの?それとももう籠の中なの?などなど想像してしまったわ。
帯も控えめな白銀に細かい武蔵野。帯締めも銀、帯留めも銀の白鷺。
ああ、この気の強そうな白鷺の目がいいわ…!
そういえば、奥に置かれている日傘。えらくシンプルやなーと回り込むと…ハンドルと石突きが、犬。なんておしゃれな!
ちょっと遠い位置だったのでよく見えなかったのですが、白黒のダルメシアンかと思いきや、顔の形はポインター?ちょっとボルゾイっぽくも見える。
父親が娘に傘を選ぶシーンのあった小説は三島由紀夫でしたっけ?
もう手元にないけれど、学生の頃「大人だー」とホントにアホの子のように感動して読んだのを思い出します。
こんな傘をさしていたのは、当時のどんな女性だったのでしょうね。
画像を整理していて気がついたのですが、「好きだ!!」と思った着物はやたらに写真が多い。そしてほとんど写真のない着物もある…。
しばらく続きそうです。