舟橋と江戸末期の小紋 〜苔香居(たいこうきょ)虫干しの会ラスト

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苔香居(たいこうきょ)虫干しの会、
やっさもっさでラスト。
ムリクリ年内に終わらせました。
苔香居(たいこうきょ)、秋のきもの虫干しの会へ>
お守りの訪問着やら、亀の留袖やら>
三枚襲(さんまいがさね)の花嫁衣装>
納戸へ突撃?>
キモノあれこれ>
いざ、お茶席へ>
最後の見納め、と再度展示を見に。

こちらの着物の柄、よく見ればたくさんの舟をつないで橋を架け、
その上を渡っている人の姿が。
古来、貴族が舟を並べて川を渡った、
神職が島へ、海に船を並べて渡る神事があるなどと
各地にいろんな由来があり、
「船橋」などと言った知名になって残っているようですね。

ぐぐーっとクローズアップしてみると…

友禅で描かれた舟に、
細かい細かい金刺繍が施されているのが分かりますか?
手前の舟ほど、細密にはっきりと。
奥の舟は、だんだん刺繍を簡略化し、
撚った刺繍糸も数少なく細く、ぼんやりと見えるように。
遠近感を刺繍で表現しているのだそう。
離れてみると、
裾にぐーんとスケール感が感じられる不思議。

なんやらえらい古びた着物。
なんと、江戸末期のものだそう!

リバティプリント?と思ってしまった、
モダンで可愛らしい小紋は、綿入れでした。

こちらの江戸小紋、
もうあちこちすり切れ、触ればはらりと風化してしまいそうですが、
気が遠くなるほど緻密な柄です。
亀…かな?
大変珍しいものを見せていただきました!
ありがとうございました。
苔香居(たいこうきょ)虫干しの会、次回は春先だそうです。
その都度展示される着物も変わるのだそうで、
ぜひまたお邪魔したいものです!

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