オペラの夕べ Regalo di Nateleへ、第一部 〜ARTE Simposio アルテ シンポジオ

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年をまたいでしまい、アップするのが遅くなったためにずいぶん季節外れになってしまいましたが…
昨年12月半ばに、「少し早めのクリスマス」としてオペラとイタリアンを楽しむ会へお邪魔して参りました。
主催は、夙川のイタリアンARTE Simposio アルテ シンポジオさん。
魅惑のディーヴァの歌声とお料理のコラボというスペシャル企画にワクワク。
まず第一部は、クリスマスにちなんだ世界各国の名曲と、それにちなんだお料理が登場。
それぞれのキャロル(クリスマスソング)の歌われる地方や国の郷土料理そのままでなく、シェフのアレンジによるメニューだそう。

乾杯はきりっとしたスプマンテで!
DOSS24 Trento DOC /CEMBRA
ドス24 トレント/チェンブラ
トレンティーノ・アルト・アディジェ州
シャルドネ

こちらが軽食の盛り合わせ。
それも、曲を楽しみながらつまめるようにフィンガーフードスタイルで。
それにしても、一体これは何!?何のお料理なの!?って一目ではわからないほどの凝りよう。
さて、ディーヴァたちの登場。
太田裕子さん(Sop.)
繁田千都子さん(Sop.)
有居恵さん(Piano)
華やかでエレガント!
ああ、クリスマス前にアップしたかった〜!!
シェフからお料理について、ディーヴァたちから曲についてのトークがそれぞれあり、
詳しくない私にもよくわかって面白い!

一品目のメニューはこちら。
タラの白子とカーボネロのグリル、アンチョビパン粉風味
レンゲに鎮座ましましたナゾなヤツ。
このルックスからは味が予想できない!!
カーボネロというのは、最近日本でも見かけるようになりましたが、イタリア産の黒キャベツ。
タラの白子をそのカーボネロで包み、アンチョビで炒めたパン粉、松の実、レンズ豆を乗せて、もう一度グリルしたものだそう。
シチリアはよくパン粉を使う食文化なのでそれにちなんでのお料理。
アンチョビの風味が食欲をそそるわ!
一口でいただいてしまうのがもったいないような旨味の濃厚さ。
これ一口でワインが何杯いただけちゃうかしら!?
たまらずワインをオーダー。(ワインは最後にまとめてアップします)
そして曲目は「O sanctissima(シチリアンキャロル)」。
シチリアンキャロル、というとピンとこなかったのですが、「いざ歌え、いざ祝え」というと日本でも馴染みのある賛美歌ですね。
私でも知ってるくらい。(幼稚園はカソリックでした)
元はシチリアの民謡なんだそう。

素晴らしい歌声!
こんなに間近で聴くと、圧倒されるわ!!
二曲目は「O piccola Betlemme(ああ、ベツレヘムよ)」。
アメリカの牧師さんが作詞したというこの曲を、イタリア語で。
二人のディーバのハーモニーがもうたまらない!

聖書では東方の三賢人がイエスの生誕を最初に祝いに訪れるのですが、この三賢人、実際にどの国の人かははっきりしていないのだそうですね。
その三賢人にちなみ、東方のニュアンスをお料理に込めたメニュー、ほたて貝と山芋のピューレに、ターメリック、コリアンダーシードなどなどスパイスで風味を加え焼いたもの。
パリッとしてるのかと思いきや、少しソフトな何ともいえない口当たりとエスニックなスパイスの風味。
三曲目は「Pie Jesu(ピエ・イエズ)」。
イギリスの作曲家、アンドリュー・ロイド・ウェバーの「レクイエム」から、イエスを祝して歌われる曲を。
このウェバーさん、「キャッツ」や「オペラ座の怪人」の作曲家として有名ですよね。
高音がもんのすごく響いて、なんて気持ちがいいの!

さて、イギリスのお料理といえば何でしょう…!?
イギリスに美味しいものなし、なんて揶揄される向きもあるイギリス料理ですが…。
シェフはフィッシュ&チップスをイメージされたのだそう。「安直な発想なのですが」とちょっと苦笑い。
でも、そのまんま作っては面白くない、と、イタリアはベネツィアの郷土料理バッカラ マンテカートをアレンジして。
バッカラというのは、干しタラのこと。
干しタラをもどして、ジャガイモなどの野菜とペースト状にしたものだそうです。
うん、それなら食べたことある!
でも、そのお料理とこれは似ても似つかない…。
バッカラ マンテカートを固めに仕上げて揚げているのです。
チップスは「インカの目覚め」(大人気のブランドジャガイモですね!美味しいの!)。
フィッシュ&チップスをイタリアンにアレンジ。
一口でぺろり!といただいてはまたワインが欲しくなる!

さて、曲はアメリカへ。
「シルバーベル」、これも馴染みのある曲ですね!
さてこれに合わせるお料理は、「アメリカと言えばハンバーガー」と、シェフはまた笑いながら。
もちろんただのハンバーガーではありません。
なんとふぐのハンバーガー。
ふぐを生ハムで巻いてソテーして、ワサビ菜とあわせてあるのです。
しかもこの生ハム、なんとクラテッロ・ディ・ジベッロ!の横の部位で作ったもの。
厳密に規定された豚のみを使用、通常の生ハムは骨付きで熟成されますが、クラテッロは骨を外して整形し、塩漬け。
さらに肉を豚の膀胱の網で包み、同じ地方名産のワインランブルスコを床に撒きながら熟成させるという生ハムの中の高級品。
数年前、イタリアのパルマで、生ハムとクラテッロのクラテッロの工場を見学させていただいたことがあるのでした。
ああ、あの生ハムの美味しかったこと!
この生ハム、使用している部位こそクラテッロ・ディ・ジベッロの横の部位になるそうですが、製法は全く同じものなのだそう。
面白い!
そのクラテッロが日本でハンバーガーになるとは!
ふぐとクラテッロの塩分・旨味、ワサビ菜のぴりっとした辛味が相まって何ともいえないハーモニー。
続いて、舞台はフランス・パリへ。
曲目はプッチーニ(彼はイタリア人だけど)作曲のオペラ「ラ・ボエーム」から「私が街をあるけば(ムゼッタのワルツ Quando me n’vo soletta per la via)」。
登場人物のムゼッタが元カレのマルチェッロにあてつけて、「私が街を歩くと、みんな私を見るわ♪」と歌う、ちょっとコケティッシュな曲。
太田裕子さんがムゼッタに扮し、この日会場に集った紳士たちにユーモアたっぷり、愛嬌を振りまく一場面も。まるでオペラを観ているよう。

でもやっぱり好きなのはマルチェッロなの、めでたしめでたし…となる訳ですが、マルチェッロに見立てられたお客さんはもうドキドキものだったでしょう!

さて、お料理。
「ラ・ボエーム」では、売れない貧乏な芸術家たちが「今日はクリスマスだから!」と臨時収入を手に、特別に豪遊しようというシーン。
そこで、シェフからの「クリスマスの特別なお料理」として、最高の食材「フランスの最高級の食材」、ジビエの王様と呼ばれるベキャス(山シギ)を使った一品を。
シェフはジビエを得意とされていて、お店では普段からジビエのメニューが豊富にいただけるのです。
この日のベキャスは種子島から。
ただ、ジビエというとどうしても「臭い」と苦手な方もいますよね。
シェフは、このベキャスを「旨味の方がすごく強いので、ジビエが苦手と言う方にも食べて欲しい、こんなジビエもあるんだと知って欲しい」と。
さらに、ベキャスの魅力は内臓にあるのだそう。
この内臓にものすごくよい香りと旨味があるので、今回は内臓をふんだんに使っているとのこと。

下に敷いてあるのは、ベキャスと相性抜群なキャベツとパンチェッタをパンケーキに。
その上にベキャスの胸肉、レバーのように見えるのは内臓たっぷりのソース。
私はジビエが好きな方だと思います。「臭い」という表現より、それは独特の風味だと思う方。
でも、このベキャスはなんと表現していいかわからない!
ただただ、初めての、そして強烈な美味しさでした!
がっつりと赤ワインの追加をお願いしましたことよ。データはまた後日。
これでクリスマスソングとお料理で世界の旅はお終い。

最後の一曲は、大晦日のオーストリアを舞台にしたオペレッタ「こうもり(シャンパンの唄)」を日本語で。
杯を挙げよ、挙げよ、挙げよ♪
乾杯♪乾杯♪
甘口のスプマンテ、ムスカート・ダスティを片手にみんなで乾杯!
そして一部は終了、第二部へと移ります。
続く。

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