夫婦で着物 〜四月文楽公演・楠昔噺(くすのきむかしばなし)/曾根崎心中(そねざきしんじゅう)

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もう6月に入ったというのに、そして気象庁は九州の梅雨入り宣言をしたというのに、このブログは未だ四月のおハナシをつらつらと書いております。

この4月は二度、文楽劇場に足を運びました。
一度目はおトモダチと、お昼の第一部へ。

その時のおハナシはこちら>

四月文楽公演・寿柱立万歳&六代豊竹呂太夫 襲名披露口上のおハナシ・続き

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四月文楽公演。やっとこさ菅原伝授手習鑑。

六代豊竹呂太夫さんを囲む会…!?

二度目は食いしん坊オットと夕方からの第二部へ。

四月ですからね、まだ羽織を着ております。
細縞の薄手の木綿(産地失念、そのうち過去ログを繰って調べます)にプレタの羽織を羽織って。
帯は唐草柄…なのですが、ちょっとイカツいトライバルのように見える柄。

大振りな羽織紐は、アクセサリー作家のおトモダチの作。
元町で不定期開催しているフリマでも販売していただいてます。

私もまだ羽織羽織ってますね。こちらもプレタのポリ羽織。
しかし、色気のない歩き方だ…洋服時もそうなんですが、めっちゃ歩幅が大きく歩くのが早いのですよね。もうちょっと楚々と歩きたいものだわ。

この羽織、ポリのプレタなのですが、クセのない幾何学柄で色も淡いくすんだピンクと、相手を選ばずなんにでもあわせやすい。
この春の普段お出かけに、超がつくほどヘビロテしましたわ。
しかしその淡い色のせいで、白い仕付け糸を一部取り忘れ、さんざん着た後で気がついたという…なさけなや。

着物は白い綸子地に墨色でごくごく小さな桜を散らした小紋。帯は流水文様の染め帯。

さて、まずは楠昔噺(くすのきむかしばなし)碪拍子の段、徳太夫住家の段。
タイトルに「祖父は山へ柴刈に祖母は川へ洗濯に」とあるように、のんびりまったり、仲睦まじいおじいさんとおばあさんのほのぼの会話、時に下ネタジョークなども挟みつつ始まるのですが…その後物語が急転直下!!!とんでもない展開を見せます。おいおい、その展開は想像を超えているよ!!!

実はおじいさんとおばあさんが両方とも再婚同士だったり、さらにそれぞれの連れ子が南北朝に別れて戦をしていたり、しかもけっこうエラい武将(なんてったって楠公さんですもんね)だったり。
息子達の子供同士(おじいさんおばあさんからみた孫)を、息子や嫁の許可も得ずに勝手に結婚させようとしたりするにいたっては「あかんやろうそんなん!それ、今やったら2チャンネルの嫁姑話でめっちゃ叩かれるで!!」なんてマジで突っ込みまくってしまいましたわ。
さらに結構残酷シーンも。雀を可愛がっていたと思ったら突然舌を引っこ抜いたり(けっこう生々しい!)、障子に大量の血飛沫が飛び散ったり(めっちゃリアル!)。
最後にはいきなりおじいさんおばあさん自害しちゃうし!!何その突っ走り具合!!

もう、ほのぼのからの急転直下なジェットコースター的展開に、おばちゃんついていけませんわよ。
江戸時代のお客さん達もこの展開には度肝を抜かれたでしょうね。いや、当時の価値感ではあるあるなのか!?

ちなみに小ネタでは、おじいさんが山へ芝刈りへ行く演出が面白かった。
手前におばあさんがいてお見送りするのですが、奥行きのない舞台でいかに遠ざかっていくおじいさんを演出するのか。

なんと、3サイズのおじいさん人形が登場するのですね。蛇行する山道を折り返す度に小さくなっていくおじいさん人形。思わず笑っちゃいそうになるわ!ツボ!!

あと、弓を射るシーンも迫力でした。ホントに弓が飛ぶんだもの!
三人がかりの人形で、息がぴったりだからできることね。

ああ、ある意味呆然と観終わった楠昔噺。

続いては曾根崎心中。

考えてみたら、このお話観るの初めてなのです。今まで、曾根崎心中をベースにした現代劇やオペラなどは観たことがあったのに本家は観たことがなかったなんて、迂闊だったわ。

その時のおハナシはこちら>舞台「GS近松商店」を観に行く&楽屋へ

お初の、遊女なのに初々しくて可憐なこと可憐なこと。
縁の下に隠れた徳兵衛とお初のシーン、お初の小さな白い足がもうたまりませんわ。
通常女性の人形は着物の裾が長いので足がないのですが、このシーンのためだけにお初には足があるのですね。
うーん、遣りようによってはものすごく艶かしいエロティックなシーンにもなりそうなのに、ある意味とても清らかで美しい。その後の露天神の森の心中シーンも切なく哀しく美しく。

ああ、感動したわ!!よかったわと劇場を後にしたのですが…食いしん坊オットはプリプリと怒っていたのでした。

「どうせ死ぬんやったら、騙した九平次もぶち殺してから死んだらいいのに!!!やられっぱなしで情けない!!!」

おお、なかなか熱い男であったのですな、オットよ。

 

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