「水元」の工程を見学した後は、
順序的にはこれから、色を挿していく「挿し友禅」の工程に入る訳ですが、
今回は一足早く、色を挿し終わった友禅に、金を施していく、
「印金」の工房を見学させていただきました。
今までの友禅教室レポートはこちら>
京都の北の、閑静な住宅街。
一見普通のお宅の一室で、その先生は黙々と作業をされていました…
筒に接着剤を入れたものを、
金を置く部分に、絞り出していきます。
この時、どこにどれだけの金を施すかは、
事前に打ち合わせはあるものの
ほとんど熟練の職人さんにゆだねられているそう。
使用する口金によって、
接着剤を絞り出す太さが変わります。
あ、この持っている手はおともだちのMちゃん。
職人の先生がネイルアートをしている訳ではないのよ!
って、当たり前か…(^^;;
さて、接着剤で柄を描いたあと…
ピンセットで、そーろーーーっと金箔を乗せていきます。
くしゃみでもしたら大変(@0@)
見学している私まで、なんだか息をひそめてしまったわ。
金箔を、手でそっと押さえて、なじませて。
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そのあと、また優しく優しく、
ブラシのようなもので掃いて、不要な箔を取り除いていきます。
すると。
金を施す前の友禅。
これだけでももちろん、とても美しいものなのですが…
品のいい金の輝きが加わり、
よりいっそう、美しく豪華に!
きりりと引き締まった感じがします!
うっとり♪
それにしても気になるのは、
先ほど払い落とした金箔。
箱の中には、たくさんの金箔屑が詰まっていたのだけれど、
あれはもう使えないの!?
金よ金!!<貧乏性(^^;;
先生にお尋ねすると、
「また別の用途があるんですよ〜」
とのこと。
下に穴の空いた容器に入れて
さっと振るうと、金砂子に。
色んな工夫があるものです!
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この間、都メッセに行って、箔師さんのお話を聞いたけど、金箔、銀箔ってすっごく繊細よね~
夏も冬も冷暖房なしっておっしゃってたわ。
むさんが息をひそめてたのが本当に分かるわ~
>きょうこさん
都メッセって、面白い取り組みをいろいろしたはるらしいね。
私も一度、興味がある講座やイベントの時に参加してみたいわ!
そう、箔師さんだけでなく、
染めもん屋さんも、みんな冷房なし・暖房なし
下手したら換気さえできなかったりするらしい…。
ホンマ過酷よね。